四日市地区450年の伝統的祭典が根付く蛭子宮、12月にえびす祭り
[住所]大分県宇佐市四日市
[電話]0978-33-2590

桜岡神社(さくらおかじんじゃ、櫻岡神社)は、大分県宇佐市四日市にある神社。天神を祀っているため桜岡天満宮などとも。御朱印の有無は不明。

鎮座地の四日市地区は400年以上の歴史を有し、今日まで受け継がれてきた文化や伝統的歴史的街並みが、東西本願寺四日市別院を中心に今なお残されている。

創建は戦国時代の天文23年(1554年)。渡辺氏が肥前国鬼子嶽城から蛭子宮を移したのが始まりという。

市屋屋敷で祀られた後、元禄10年(1697年)に細川氏のお茶屋跡に社殿を造営。宝永4年(1707年)の大火で焼失したが、翌年再建される。

御祭神は蛭子・稲荷・天神の3柱。詳細は不明だが、『古事記』にある水蛭子宇迦之御魂神と、菅原道真か。

毎年4月の稲荷祭りには子供神輿、9月の天神祭りには山車と神輿、12月のえびす祭りには御供物行列・神楽奉納がある。

特に根源である蛭子宮の祭典として親しまれるえびす祭りは、当社創建以来ほど、450年続く四日市地区で最も古い祭礼行事である。

四日市六町の氏子から大世話12名が選ばれ(任期1年)、3日間にわたるえびす祭りでは「早朝の駅館川での禊ぎ」なども行われる。

12月14日早朝、駅館川の平田井堰でふんどし一丁になり、川に入り、禊ぎ。その後、平田水路の水神様前で神事、そして当社まで、ふんどし姿で威勢よく走るというもの。

翌15日が御衣納(みきす)など蛭子神の衣を運ぶ御供物行列で、戦国時代に渡辺氏の家来であった以首一氏が先祖代々奉納している。

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桜岡神社(宇佐市) - 四日市地区450年の伝統的祭典が根付く蛭子宮、12月にえびす祭り
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