鎌倉期に創建された藤崎八旛宮の末社、江戸後期の三十六歌仙絵馬と須屋神楽
[住所]熊本県合志市須屋768
[電話]096-248-5555

須屋神社(すやじんじゃ)は、熊本県合志市にある神社。須屋地区の氏神で、五社宮、あるいは、熊本市の藤崎八旛宮の末社であるため須屋八幡宮とも呼ばれる。須屋神宮とも。御朱印の有無は不明。

創建は鎌倉時代末期の延慶元年(1308年)。菊池氏第12代当主菊池武時(1292年-1333年)が国家鎮護のために創建したと伝わる。

宇佐八幡宮として応神天皇を、松尾大明神として大山咋神を、猿田彦大明神などを祀る。全部で5柱であるため、五社宮と呼ばれるようになった。

江戸時代の寛政4年(1792年)、肥後細川藩の御用人であった竹原勘十郎により三十六歌仙絵馬が奉納され、現存する。西合志郷土資料館に展示・保管されている。

絵は、細川藩のお抱え絵師であった矢野良勝と衛藤良行の両名によって描かれたもの。境内には樹齢350年とされる銀杏(イチョウ)の樹がある。

須屋神楽が伝わる。合志市の大池地区から大正4年-大正5年(1915年-1916年)頃に伝わったという。昭和53年(1978年)に須屋神楽保存会が結成された。

1月1日の正月歳旦祭、2月の春の大祭、11月の秋の大祭と、年3回の奉納が行われている。舞はおもにハジメ・オサメ(剣一人舞)、剣・シャカキ・御幣(長短2種)・弓剣・弓(それぞれ二人舞)、剣(四人舞)で構成されている。

【ご利益】
厄災除け、無病息災、身体壮健
須屋神社 - 鎌倉期に創建された藤崎八旛宮の末社、江戸後期の三十六歌仙絵馬と須屋神楽
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