「福に応ずる宮」西宮の福の神、夏祭りで舟・布団・武者など各種だんじり巡行
[住所]兵庫県西宮市今津大東町1-28
[電話]0798-26-0769

福應神社(ふくおうじんじゃ)は、兵庫県西宮市今津大東町にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

西宮市の今津地区、西宮インターのすぐ南側に隣接して鎮座している。幕末に勝海舟が計画したことで知られる今津砲台跡の近く。

創建年代は不詳。「この浦のすがすがしき地に吾を斎き祀れ。されば万人守護し諸願成就を得さしむ」という神託があり、奉斎したのが創祭。

もとは武庫郡今里村字今津道にあり、大和三輪の古社から勧請したとも伝わる。御祭神は八重事代主大神

嘉祥元年(1106年)、京都仁和寺覚行法親王の祈願所となる。文禄年間(1592年-1596年)に後陽成天皇より「福に応ずる宮」との社号を賜る。近世になり、延宝元年(1673年)、別当真福寺が置かれた。

光格天皇(在位:1780年-1817年)の御宇、仁和寺宮より鉾4本の寄付があった。真鍮製鑛金で鉾先鉾先5寸(15センチ)、柄一丈五尺(4.5メートル)、全長2丈余(6メートル)。祭礼ごとにこの鉾を飾りつけていたが、昭和20年(1945年)の戦災で焼失。

明治維新まで社僧が奉仕したが、明治に入り分離、明治6年(1873年)8月、村社に列し、次いで明治14年(1881年)5月9日に県社に昇格する。

明治43年(1910年)10月、末社9社を合祀。戦後になり、昭和41年(1966年)、名神高速西宮インターチェンジ建設のため現在地に遷座した。

平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災で損壊。平成9年(1997年)12月に復興する。

現在、福の神として信仰を集め、西宮神社越木岩神社とともに西宮の三福神と並び称されている。

例祭は10月13日。7月第2土・日曜日が夏祭り。舟だんじり・布団だんじり・武者だんじりなど各種だんじりが巡行する。

境内に、金比羅神社・松尾神社・穴尾稲荷神社がある。

【ご利益】
諸願成就、開運招福、商売繁盛
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