天武朝に伊弉諾神宮を勧請して創建、丹後国十一社の一つ、社殿は江戸中期
[住所]京都府舞鶴市朝代13
[電話]0773-75-0132

朝代神社(あさしろじんじゃ)は、京都府舞鶴市にある神社。近代社格では府社。御祭神は朝代大神で、伊奘諾尊のこと。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鳥居をくぐって直ぐ左に参道がのび、突き当たりで円隆寺境内と接する。突き当りを右に折れて石段を登ったところに社殿がある。

創建は天武天皇白鳳元年(672年)9月、淡路国日ノ少宮(伊弉諾神宮)を勧請したのに始まる。

近世に入り、城下町田辺(舞鶴)の氏神として歴代藩主の崇敬篤く、神輿・鳥居などの奉納が続き、士民を挙げての秋の祭礼は大いに賑わったと伝わる。

江戸中期、享保17年(1732年)の大火によって旧社殿が焼失したため、現在の社殿が元文9年(1739年)に再建された。市の文化財に指定されている。

江戸時代後期に編纂された『神祇管領吉田家諸国社家執奏記』には田辺朝代社同大河社として丹後国十一社の一つとされている。

昭和3年(1928年)には府社に昇格、「朝の参りは朝代さんよ」や「日毎夜毎の朝代参り」などと民謡にも唄われ、広く崇敬された。

神主職は代々玖津見氏の世襲。境内社として、塩釜神社・祇園神社・稲荷神社・工匠神社・天満宮・恵比須神社などがある。

例祭は5月3日が春季例大祭、11月3日が秋季例大祭。秋季例大祭では、太刀振が吉原から、太神楽が平野屋からそれぞれ奉納され、各町から芸屋台、太鼓やぐらが神賑として出るのを例とした。

また、2月22日にお日待祭がある。

【ご利益】
夫婦和合、子宝、禊ぎ祓え、リフレッシュ、啓示
朝代神社 - 天武朝に伊弉諾神宮を勧請して創建、丹後国十一社の一つ、社殿は江戸中期
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朝代神社の御朱印