赤坂日枝神社の本社、平安初期に坂本を勧請、底なしの穴
[住所]埼玉県川越市小仙波町1-4-1
[電話]049-222-1396

日枝神社(ひえじんじゃ)は、埼玉県川越市小仙波町にある神社。近代社格では県社。御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)・大己貴命(おおくにぬし)。川越日枝神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

天長7年(830年)、円仁(慈覚大師)が喜多院を創建した際、その鎮守として貞観2年(860年)に坂本の日吉大社を勧請したものであるといわれている。

東京赤坂の旧官幣大社である日枝神社は、文明10年(1478年)、太田道灌が江戸城築城の際に、当社から分祀したものである。

もともと喜多院の境内にあったが、県道建設のため大正年間(1912年-1926年)に仙波古墳群という前方後円墳を開削して喜多院門前に移転した。

本殿は朱塗りの三間社流造、銅板葺で、江戸初期の作風をよく残しており、国の重要文化財に指定されている。神輿形厨子に安置される僧形の木像は、大山咋神を表している。

拝殿は老朽化が深刻だったため、近年、新築された。

境内には、喜多院七不思議の一つ「底なしの穴」がある。現在、穴は埋められているが、往古はその名の通り底が無い穴だったという。

もともと古いお守りや御札を捨てるための大きな穴で、物を投げ入れてもいつまでたっても落ちた音が聞こえず、投げ入れた物はいつの間にか500メートル程離れた双子池(竜の池弁天)に浮かんでいた、という。

【ご利益】
万物の成長発展、産業万般の生成化育、厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌など
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日枝神社(川越市小仙波町)の御朱印