元寇の役の際に河野通有が伊予から勧請、5月第2土・日曜日に神輿渡御
[住所]東京都台東区根岸1-7-11
[電話]03-3873-4976

元三島神社(もとみしまじんじゃ)は、東京都台東区根岸にある神社。『江戸名所図会』に記載されており、旧金杉村(台東区根岸、東日暮里)の鎮守で、下谷七福神のひとつ寿老神。参拝すれば、御朱印を頂ける。

御祭神は日本総鎮守とされる大山積命。和足彦命(石長姫命)、身島姫命(木花開耶姫命)、上津姫命、下津姫命を配祀する。

鎌倉時代後期の弘安4年(1281年)、元寇の役の際、河野通有が氏神である伊予大山祇神社(三島大明神)に戦勝祈願して出陣、大山祇神社の神使である白鷺の導きによて勝利を得た。

その帰陣にあたり、夢の中で受けたという神のお告げにより、武蔵国豊島郡に三島大明神の御分霊を迎え、上野山内の河野氏の館に遷座鎮祭したことが当社の始まり。

慶安3年(1650年)、3代将軍徳川家光に社地移転を命ぜられ、金杉村に遷座した。さらに宝永7年(1710年)、社地が幕府の御用地に指定されたため、浅草小揚町(現 台東区寿、寿三島神社)に遷座することになった。

しかし、氏神様が遠くて困るという氏子一同の念願から、金杉・根岸の村民が相寄り協議を重ね、その結果、三島神社の御分霊を受け、現在地にあった熊野社を合祀する形で当社が成立した。

また、現在の台東区下谷には三島神社が勧請されている。そのため、ここまでの由緒は三社が共有しており、今でも区内に当社を含む三つの三島神社がある。

当社の例大祭は御祭神勧請にちなみ5月14・15日。現在は5月第2土・日曜日。神社神輿はなく、3年に一度の本祭には氏子町内神輿の連合渡御が壮大に行われる。本祭ではない蔭の年には町内神輿がそれぞれの町内を練り歩く。

正岡子規没後百年記念として松山俳句協会から寄贈された句碑がある。
木槿咲て 繪師の家問ふ 三嶋前
鶯谷駅からすぐの場所にあるが、当社入口は駅に面しておらず、迂回することになる。たいした距離ではないが、ラブホテル街に鳥居と参道がある。境内には成木の巨木が多く、都心のビル群の中にある豊かな緑はパワースポットとしても注目を集める。

【ご利益】
金運、商売繁盛、防災、健康長寿、安産
元三島神社 - 元寇の役の際に河野通有が伊予から勧請、5月第2土・日曜日に神輿渡御
【関連記事】
『江戸名所図会』に掲載されている神社 - 文字通り「特筆」に値する江戸期からの名社
東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
元三島神社の御朱印