千葉県、三つの神社が合同で行う全国的にも珍しい式年銚子大神幸祭
東総御神幸三社 - 千葉県、三つの神社が合同で行う全国的にも珍しい式年銚子大神幸祭
東総御神幸三社(とうそうごしんこうさんしゃ)は、旧郡国では下総国香取郡、現在の千葉県銚子市周辺に鎮座する、20年に一度行われる式年銚子大神幸祭に参加する神社三社のこと。式年神幸祭そのものは珍しくはないが、三つの神社が合同で行うのは全国的にも稀で、民俗学的にも貴重とされる。

この三社は、第12代景行天皇の東国行幸の際の創祀という縁起を共有している。また、御祭神が姉妹、あるいは親子、あるいは叔母甥っ子の関係になっている神社。

平安時代後期の堀河天皇の康和4年(1102年)、銚子高神の高見の浦一帯で大津波が発生。海神の怒りと恐れた京の朝廷は、勅命により銚子への御神幸祭を実施させた。

同じ年、三社のうちの一社である東大社は「総社玉子大明神」の神号を下賜されており、神幸祭の開始と無関係とは思われない。

当初は毎年行われていたが、第10回目以降の以後900年間は20年周期で行われるようになった。平成22年(2010年)には第54回の式年銚子大神幸祭が行われた。

その際は、4月10日-12日の土曜日から月曜日までの三日間。古式豊かな行列となって銚子街道を一路外川に向かう。銚子市内には18カ所の関所も設けられその一つ一つでも芸能が演じられる。

ハイライトは4月11日、銚子外川浦のお浜降りで、船による海上渡御と御潮汲みの祭典。次回の第55回は2030年に予定されている。

なお、姉妹親子神社として、根幹はやはり東大社の玉依姫尊で、その姉が豊玉姫神社、子が雷神社。同じ千葉県でも上総国になるが、上総十二社がやはり一宮である玉前神社 を中心に、玉依姫命の家族で構成されている。

東大社

東大社 - 京を恐慌させた大津波を鎮めるための20年ごとの銚子式年神幸祭が900年続く古社
[祭神]主神は玉依姫尊、配神が鵜葺草葺不合尊
[解説]歴代天皇や武将から崇敬され続ける
[住所]香取郡東庄町宮本434
[電話]0478-86-4405

雷神社(旭市)

雷神社(旭市) - 延暦期に上賀茂社を勧請、式年三社銚子大神幸祭の弥勒三番叟が有名
[祭神]天穂日命、別雷神
[解説]延暦期に上賀茂社を勧請、弥勒三番叟
[住所]旭市見広1371
[電話]080-1103-2525

豊玉姫神社(香取市)

豊玉姫神社(香取市) - 編玉郷の総鎮守・総社「大宮大明神」、東総御神幸三社の一つ
[祭神]豊玉姫命
[解説]編玉郷の総鎮守・総社「大宮大明神」
[住所]香取市貝塚117-1
[電話]0478-86-0829

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