邪馬台国 再発掘の旅: 「距離・方位・日数の謎」が動いた
・刊行:2016/2/16
・著者:和田潤
・出版:

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邪馬台国は本当にどこにあったのか!? 前人未踏のルートで女王国に至るまでの全旅程!

国宝8万点が出土した「神宿る島」沖ノ島。「海の正倉院」沖ノ島と宗像、釜山をむすぶ直線こそが、古代における「国際幹線航路」だったのではないか

――の着想で始まる本書は、邪馬台国や卑弥呼に多少とも関心のある人なら、面白く読める本です。

また、すでに邪馬台国を深く掘り下げてきた人に対しても、「気づかなかった視点」「知らなかった解釈」「忘れていた事実」を鋭く語りかけます。

「邪馬台国=大和」説の人には『魏志倭人伝』が残した「南」の謎解きを提示し、「邪馬台国=九州」説の人には「陸行一月」の道筋を詳しく示します。

「不彌国より邪馬台国まで千三百余里、水行一月、陸行一月」というあまりにも難解な『魏志倭人伝』の記述。江戸期より多くの人が挑み、突破しきれなかった「距離・方位・日数」の三次元連立方程式に、本書は、ほとんど矛盾のない、理にかなった答えをきれいに出して、邪馬台国のあった場所にたどり着きました。

そこは、これまでに『古事記』『日本書紀』を論拠とする人たちによって邪馬台国に比定されていたところなのですが、このたび、考古学上きわめて重要な遺跡が発掘されていたことも明らかになったことを本書は報告しています。

これに『魏志倭人伝』の解明が加わり、いよいよ邪馬台国の位置はしぼりこまれたのです。