宗像大社の工女が機織り技術を伝来した式内古社、山代温泉の鎮守
[住所]石川県加賀市山代温泉18-7-丁・山代温泉四区
[電話]0761-76-0349

服部神社(はとりじんじゃ)は、石川県加賀市の山代温泉にある神社。山代温泉の鎮守である。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「服部神社(加賀国・江沼郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社

和銅年間(708年-714年)に筑紫国宗像大神(現 宗像大社)の工女が山代へ来て、機織や裁縫の技術を伝え、機織の神の天羽鎚雄神(あめのはづちをのかみ)を祀る。

もとは大堰神社(おおひじんじゃ)付近、現在地の西方約1キロの所に鎮座していた。貞観16年(874年)に従五位を授かる。

山背郷社(やましろのごうしゃ)とも呼ばれた。花山法皇(968年-1008年)が北陸を巡行した際、親拝して神宝を寄進した。

天文21年(1552年)、越前の朝倉義景の戦火にあって社殿が焼失。江戸末期には廃絶されていたが、明治8年(1875年)、現在地に再興。

菊理媛神(くくりひめのかみ)を祀る白山神社と合併して郷社に列した。

明治17年(1884年)7月7日に県社に昇格。昭和15年(1940年)に拝殿を新築し、旧拝殿は解体されて大堰神社に移築。その折の棟札に、文政9年(1826年)の記載があった。

昭和63年(1988年)、萬松園区画整備事業で108段の石段が改修され、平成3年(1991年)には山代日子命を合祀。

平成11年(1999年)8月7日旧暦七夕には奉納された電子メールのメッセージが短冊として結ばれる行事があった。

境内には稲荷社、琴平社がある。幹回り5.8メートルのスダジイ(ブナ科の常緑高木)をはじめ、タブの木、ヤブツバキなどの自然林が境内に林立している。

なお、忌浪神社などを兼務している。

【ご利益】
病気療養、病気平癒、産業振興、もめ事解消、リフレッシュ
服部神社(加賀市) - 宗像神社の工女が機織り技術を伝来した式内古社、山代温泉の鎮守
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服部神社(加賀市)の御朱印