甲府の正ノ木稲荷大明神、5月の例大祭は植木市でも有名なGWの県内最多集客
[住所]山梨県甲府市太田町10-2
[電話]055-233-5573

稲積神社(いなづみじんじゃ)は、山梨県甲府市太田町にある神社。近代社格では郷社。稲荷神を祀る稲荷神社で、正ノ木稲荷大明神とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。狐をあしらったものなど、オリジナルの御朱印帳がある。

御祭神は宇迦之御魂大神大宮能売大神。例祭は5月1日から5日間にわたって行われる「正ノ木まつり」、愛称は「正ノ木さん」で、ゴールデンウィークにおいて県内最大の集客を誇るとされる。

第10代崇神天皇の御代、四道将軍の一人、武淳川別命が東征の折、当地に達し、湖岸を切り開き、湖水を富士川に落として涸燥して、田圃を造り、蒼生愛撫、五穀豊穣、祈願のため、丸山に奉斎したと伝えられる。

丸山は現在の舞鶴城址。甲斐源氏の祖、一条次郎忠頼(?-1184年)が丸山に館するに当り、庄城稲荷と呼ばれ、氏神として甲斐源氏一条忠頼一族の崇敬を集めた。

文禄年間(1593年-1596年)、浅野長政の築城により、一蓮寺とともに現在地に遷座。

江戸時代になり興隆、参拝者も多くなり、その祭りは千両祭と呼ばれた。境内の「まよい子しるべ石」や嘉永4年(1851年)に奉納された十二支の石燈籠などが往時を物語る。

明治元年(1868年)、一蓮寺と離れ、明治9年(1876年)2月に郷社に列する。この時、一部の社地を公園としている。現在の遊亀公園である。

明治・大正期も参拝者が多く、その祭は稲荷三大祭と称された。戦後になって、昭和30年(1955年)5月に拝殿が、昭和50年(1975年)に本殿が竣工している。

正ノ木まつりは、5月1日に献木祭が行われ、2日には前夜祭が、3日が例大祭と、圧巻の宮神輿の宮入。4日が二之祭、5日が三之祭・成就祭となる(各年で若干構成が異なる)。ことに植木市は有名である。

境内社に、稲荷社・金城稲荷社・金刀比羅神社・天満天神社などがある。そろばん塚、針供養塔があり、御神田もある。

【ご利益】
衣・食・住を司る生活の守護神(公式HP
稲積神社 - 甲府の正ノ木稲荷大明神、5月の例大祭は植木市でも有名なGWの県内最多集客
【関連記事】
山梨県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、山梨県に鎮座している神社の一覧
稲積神社の御朱印