皇女和宮も迂回した縁切榎、悪縁切り・断酒、難病との縁切りにご利益
[住所]東京都板橋区本町18
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榎木稲荷神社(えのきいなりじんじゃ、縁切榎)は、東京都板橋区本町にある神社。御朱印の有無は不明。記念スタンプのようなものは頂けるとのこと。

伏見稲荷大社門田稲荷神社とともに日本三大縁切稲荷の一つ。

創建年代は不詳。元々は、大六天神社の御神木があった場所だという。現在でも別称は榎大六天神。御祭神は面足尊惶根尊とされるが、稲荷でもあるので、宇迦之御魂神も祀られているか。

江戸時代には、当社地の道を挟んだ向かい側に旗本近藤登之助の抱屋敷があり、その垣根の際には榎と槻の古木があって、その榎がいつしか縁切榎と呼ばれるようになった。

落語で「縁切り榎木」が演じられるようになって以降、縁切りの神社として定着するようになった。嫁入りの際には、縁が短くなることを恐れ、その下を通らなかったという。

皇女和宮こと、和宮親子内親王が、文久元年(1861年)の降嫁下向の際、ここは縁起が悪いとして、当地を迂回したという故事がある。

男女の悪縁を切りたい時や断酒を願う時に、この榎の樹皮を削ぎ取り煎じ、密かに飲ませると、その願いが成就するといわれている。

また、難病との縁切りや良縁を結ぶという信仰も広がり、現在も板橋宿の名所として親しまれている。

境内には、縁切りを祈願する絵馬が大量に奉納されている。当社の絵馬は最寄りの、1.長寿庵(本町18-9)、2.八百善(本町8-8)、3.大口米店(本町33-14)で頂ける。

似た社号を持つ別の神社に、渋谷区千駄ヶ谷のお万榎稲荷神社や、墨田区立川の榎稲荷神社などがある。

【ご利益】
縁切り、縁結び、子育大願など
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