岩田帯を代々の皇太子妃に献上、平安初期創祀、安産の守護神
[住所]千葉県千葉市花見川区畑町2093
[電話]043-271-7652

子安神社(こやすじんじゃ)は、千葉県千葉市花見川区畑町にある神社。参拝すれば、「御岩田帯 皇室御献上之宮」などとある御朱印を頂ける。

口伝によれば、第50代桓武天皇の御宇、平安時代初期の延暦年間(782年-806年)、この一帯を支配する豪族により築かれた子安古墳のお山を御神体として、五穀豊穣の神として創祀された。

子安大明神として祀られたが、第60代醍醐天皇の御宇、延喜年間(901年-923年)に奇稲田姫命を勧進して祀った。

左大臣藤原時平(871年-909年)が特に深く崇敬し、霊験著しく安産の守護神として多くの尊崇を得たという。

鎮守府将軍村岡陸奥守平良文の八世孫、千葉之介常胤の信仰も篤く、鎌倉時代初期の建久3年(1192年)に奥方の懐妊に伴い、家臣八郎時忠を参籠させ、祈願させた。

その神恩感謝のため、翌建久4年(1193年)、千葉常胤は社殿を造営し、祭典を執行した。この際の建久四年九月十七日の棟札が現存するという。

600年ほどの歴史がある下総三山の七年祭り(七年祭)に二宮神社子守神社三代王神社とともに最初から参加していた一社で、今でも母役で参加する。

御朱印にもあるように、代々の皇太子妃に対して、岩田帯を献上している。境内社には金毘羅神社や、千葉氏との関わりの深さを示すかのように、妙見宮がある。

【ご利益】
子宝、安産、子育て
子安神社(千葉市畑町) - 岩田帯を代々の皇太子妃に献上、平安初期創祀、安産の守護神
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子安神社(千葉市畑町)の御朱印