菊理媛神(くくりひめのかみ)

菊理媛命などとも表記され、「きくりひめのみこと」などとも。加賀の白山や全国の白山神社に祀られる白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神とされる。

『古事記』には登場せず、『日本書紀』の一書に曰くの部分に登場する神。

『日本書紀』の一書の現代訳は下記。
イザナミと泉平坂(よもつひらさか)で相争った時、イザナギは「私がはじめ悲しみ慕ったのは、私が弱かったからだ」と言った。

泉守道者(よもつちもりびと)は、「イザナミからのお言葉があります。『私はあなたとすでに国を生みました。なぜにこの上、生むことを求めるのでしょうか。私はこの国に留まりますので、ご一緒には還れません』と」と言った。

この時、菊理媛神は言った。イザナギはこれを聞き、菊理媛神を褒めた。そして、その場から去った。
神話らしく、正直よく分からない流れ。菊理媛神が何者なのか、何を言ったのか、イザナギはどうして誉め、なぜその後去ったのかは不明。

ただし、菊理媛神により、イザナギとイザナミの夫婦喧嘩が収まったのは確実。

神名の「ククリ」は「括り」の意で、イザナギとイザナミの仲を取り持ったことに由来するとされる。天照大御神の伯母であるとともにその養育係であり、また万事をくくる(まとめる)神との説もある。

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【菊理媛神を祀る神社】
白山比咩神社 - 白山神社の総本社、イザナギとイザナミの黄泉の国での離別にちなむ御祭神
白山神社(新潟市一番堀通町) - 新潟総鎮守、縁結びで有名、「むすびの銀杏」も
白山神社(文京区) - 文京あじさいまつりで知られる、徳川綱吉の崇敬を受けた神社
新川神社(富山市) - 白鷹の伝承が残る、新川郡・新庄村の地名の由来となった御祭神
稲毛神社 - 「武甕槌宮」と呼ばれた川崎大神、川崎の山王様、8月には川崎山王まつり

代々木八幡宮 - 都内屈指のパワースポットとも、鎌倉武士の創祀で勝負・成功運アップ
城山八幡宮 - 名古屋の、御神木「連理木」や桃取石の恋占い、水みくじ、恋愛成就の神
松本神社(由利本荘市) - 昭和初期に境内を拡張・新築・改築、白山姫命を祀る
志波姫神社(栗原市志波姫) - 聖武天皇の頃の創建、伊豆野堰の完成とともに再興・遷座
大高山神社 - 日本武尊と、聖徳太子の父・用明天皇の逗留、白鳥伝説・信仰が残る古社

三尾神社 - 「うさぎ」で有名な卯年生まれの守護神、境内には朝瓜祭の日御前神社も鎮座
飛騨総社 - 平安期の創建、5月の例祭では曲芸のような親子獅子舞が奉納される、岐阜高山
倭文神社(伊勢崎市) - 機織神の上野国九宮、中世の神歌が伝わる田遊びが残る上之宮
保呂羽山波宇志別神社 - 「霜月神楽」で有名な、中世では修験道の聖地 秋田の式内社
櫻井神社(安城市) - 桜づくしの地名、三河三白山の一社、一部ファンは嵐神社

加世智神社 - 三重県松阪市、風の神? カザモツワケノオシヲノカミを祀る、漁撈の神
磯神社 - 三重県伊勢市、元伊勢「伊蘓宮」伝承地、伊蘇郷磯村の産土神として尊崇受ける
美波多神社 - 新開発の村に勧請された氏神が、元伊勢などを合祀して地元に根付く
白山神社(栗原市金成小迫) - 坂上田村麻呂の創建と伝わる、「小迫の延年」が有名な古社
甲斐奈神社(甲府市) - 綏靖期に白山大神を祀り、浅間神を合祀した「理」と「和」の神

志波姫神社(栗原市志波姫) - 聖武天皇の頃の創建、伊豆野堰の完成とともに再興・遷座
冠稲荷神社 - 樹齢400年の縁結びボケが有名、ストーカー除けの境内社と婚活パーティ
服部神社(加賀市) - 宗像神社の工女が機織り技術を伝来した式内古社、山代温泉の鎮守
猿田神社 - 垂仁天皇期の創建、古河公方奉納の金印が現存、60年ごとの式年大祭神幸祭
おのころ島神社 - 淡路、国産み・神産みの舞台に鎮座する縁結びや安産などパワースポット

針綱神社 - 犬山祭が有名な犬山城守護・尾張五社、織田信康の手彫り狛犬が伝わる安産の神
山田日吉神社 - 「山田の藤」4月中旬に見頃、ライトアップも、天台宗の拠点「玉名の比叡山」
新日吉神宮 - 後白河上皇の命で日吉山王七社を勧請して創建、5月第2日曜日が新日吉祭
石刀神社(一宮市今伊勢町) - 関ヶ原の戦い前に徳川家康が参詣、からくり山車の石刀祭り
阿彌神社(阿見町中郷) - 古くは鹿島明神と呼ばれた、豊城入彦命を祀る式内論社の古社

伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
宗忠神社(京都市) - 幕末三大新宗教の一つ黒住教教祖・黒住宗忠を祀る、孝明天皇の祈願所
白山神社(名舟町) - 舳倉島・奥津比咩神社の遥拝所、例祭に謙信を敗走させた御陣乗太鼓
美麻奈比古神社 - 謙信の侵攻で焼失した美麻奈比咩神社を合祀した式内二社、穴水白山宮
波自加彌神社 - 日本で唯一の生姜の神、6月15日「生姜の日」の由来、大祭「しょうが祭り」

豊田白山神社 - 三社の宮・三社常光寺として祭祀され、江戸期には祭礼が賑わう、天神も
佐羅早松神社(白山市) - 平安期に加賀の国衙を強訴で追放した安元事件の神輿、白山七社
大歳神社(飛騨市) - 式内社「阿多由太神社」の論社・中宮神社を合祀した国史見在社
高田神社(飛騨市) - 縄文祭祀の遺跡がある、4月例祭は神楽獅子・火縄銃発砲・神輿行列
大山神社(富加町) - 白山宮・加茂明神とも呼ばれた下大山明神、式内加茂郡九座の一社

乎加神社 - 允恭天皇の勅命で創建された五穀蚕麻の神、伊勢神宮遷宮時に譲り受けた社殿
石浦神社 - 加賀藩主・家老から崇敬された、もとの式内・三輪神社、金沢最古の神社とも
篠津神社 - 膳所城の北大手の城門を移築した表門・高麗門が重文、社殿も江戸期の造営
重蔵神社 - 8月の輪島大祭のキリコ祭り、3月に数百年の歴史ある如月祭、朝市通りに産屋
栗原神社(高山市) - 飛騨国式内八社の一つ、江戸期には白山権現とも、樹齢300年の大杉

大山白山神社 - 奈良期創建の伝承、江戸期の拝殿と絵天井、春秋大祭、天然記念物の大スギ
三輪神社(津幡町) - 平安初期の創建で、井上郷17村の総社、加賀藩前田家が社殿を建立
鹿波白山神社 - 石川穴水町、9月例祭は鹿波秋祭りで神輿渡御と、2日間に渡って獅子舞い
能郷白山神社 - 「能郷の能・狂言」が伝わり、4月例祭に奉納される北陸七白山の一つ
長滝白山神社 - 白山信仰の美濃側中心、1月に花奪い祭「長滝の延年」、5月にでででん祭り

白山中居神社 - 景行期の創祀、雄略天皇が奉納、歴代武将の崇敬、美濃禅定道の中継地
白山別宮神社 - 白山比咩神の摂社で近郷唯一の郷社、白山七社の一つ、中宮三社の中核
伊豫稲荷神社 - 平安期に京都伏見を勧請、江戸期に正一位の神階、伊予の衣食住の守護神
氣多神社 - オオクニヌシとヌナカワを祀る高岡市の神社、越中国一宮の古社
日吉神社(神戸町) - 最澄が創祀、円仁が追斎、室町期の三重塔と5月の神戸山王まつり

熊野神社(名取市) - 東北地方の熊野信仰の中心地、伊達家と繋がり、熊野堂神楽・舞楽
白山神社(八重巻中町) - 平安期の天皇の夢告ゆかりの阿迦池の清水、境内に式内二社
飛騨東照宮 - 飛騨高山藩藩主が高山城内から遷座して創建した松泰寺、4月におかめ獅子舞
潮田神社 - 日本武尊の東征時の創祀、北条氏など関東武将からの崇敬、6月には潮田まつり
天照皇大神(川崎市) - 太田道潅に江戸城の築城を決意させた神、小田原北条氏の崇敬

石楯尾神社(名倉) - 以前は「エボシ岩」を礼拝した「名倉の権現さま」、式内有力論社
高座神社(南相馬市) - 相馬氏の崇敬も、江戸初期に衰微、江戸後期に式内社に比定
大衡八幡神社 - 秀吉の奥州仕置で塩浪館が落城し現在地に遷座、元旦に願い花火打上奉納
尊久老稲荷神社 - 小野篁を道案内した狐を奉斎、竹駒稲荷と夫婦とも、伊達成実も奉納
白山神社(仙台市) - 奈良以前の創祀、江戸前期の社殿、藩主も楽しんだ例祭は流鏑馬

石動神社(新庄市) - 大野東人が植えた樹齢1300年の親スギ、「いぼ石」とウナギ信仰
遠賀神社(井岡) - 「出羽高野」と称された式内・岡大権現、江戸期は伽藍9院・末寺6寺
熱日高彦神社 - 日本武尊が邇邇杵命を奉斎した伊具郡惣社、4月に香取神社と神輿渡御
東臺神社 - 愛媛新居浜市、白山の御祭神も「紀伊国熊野と同体」、狛犬が市の石造美術
白山神社(泉中窯町) - 美濃高田明神の候補、ハナノキとヒトツバタゴが天然記念物

白山神社(土沢) - 平安期の創建、式内社「蒲原神社」とも、奈良時代の木造如来座像
高倉神社(伊賀市) - 卑弥呼の父?が創祀した倉庫の神、桃山期の社殿とシブナシガヤ
木谷白山神社 - 10月10日、白川郷どぶろく祭りの中でも最もマイナー、伝統を受け継ぐ「結」
中野白山神社 - 室町期に熊野を勧請、江戸初期に白山信仰? 10月にどぶろく祭り
石作神社(犬山市) - 平安時代前期の勧請、桃山期に現在地に遷座したもとの宅美天神

稲木神社(江南市) - 稲木別が祖神を奉斎、尾張藩の崇敬、江戸期からの「お天道さん」
片山八幡神社 - 継体朝の創建、尾張藩主の崇敬受けて再興、例祭は10月第4日曜日
矢作神社(八尾市) - 物部一族の矢作連の屋敷跡、別宮八幡、クスノキやイチョウの巨樹
尾張戸神社 - 東谷山山頂に、志段味古墳群の上に鎮座、尾張氏の祖らを祀る古社
御器所八幡宮 - 熱田神宮の神器、佐久間氏の崇敬、家康も参詣、多くの神事を斎行

富部神社 - 江戸初期の創建、清州城主の病気を快癒、10月例祭に享保12年作の山車
石座神社(新城市) - 雁峯山に巨大な磐座・石座石、木造神馬の伝説、10月笹踊りの奉納
熊野神社(上里町堤) - 東堤古墳群の墳丘上に鎮座、式内・今木青坂稲実荒御魂の論社
知形神社 - 交通の要所・田中の地に鎮座する式内・田中神社の論社、「知形囃子」
石作神社(長久手市) - 尾張氏系の石作連の祖を祀る、10月にオマント岩作警固祭り

夜支布山口神社 - 大和山口社十四社、摂社立磐神社も式内、本殿は春日移し重文
足立神社(西区) - 孝霊天皇の時代に創祀、合祀されて、氷川社が式内社名に改称
熊野宮(小平市) - 殿ヶ谷村式内摂社を勧請、青梅街道の目印「武蔵野の一本榎」鎮座
峯ヶ岡八幡神社 - 平安期創建の伝承、鶴岡八幡宮領、鎌倉期の八幡坐像、大イチョウ
陽夫多神社 - 宣化朝の創建、高松橋、羯鼓踊り・裸々押し・祇園祭など伝統行事

物部神社(佐渡市) - 奈良期に佐渡流刑の万葉歌人が創祀、住吉大明神、4月に鬼太鼓
熊毛神社 - 武将崇敬の勝間八幡宮、豊臣秀吉が奉納した諌鼓踊が今に伝わる
飯持神社 - 美氣毛智(みけもち)とも、廣瀬大社と同じ珍しい食の総合神
櫛玉比女命神社 - 聖徳太子の築造と伝わる古墳上に鎮座、10月末11月初にだんじり
建岡神社(山梨市) - 「白山神社のフジ」がある白山権現、国史見とも、式内とも

佐久神社(甲府市) - 甲斐国造の祖である土本毘古王を奉斎、甲府盆地湖水を「さく」
日吉神社(加西市) - 鎌倉山を御神体山、近江を勧請、10月例祭、江戸初期の石鳥居
鹿島神社(鳥谷野) - 『万葉集』などにも歌われた鳥谷野、正一位の式内論社
曽禰神社 - 池上曽根遺跡に隣接、物部の社、市内最古の創建、10月だんじり
走落神社(豊能町) - 病気平癒の温泉、水が流れ落ちる様を表した社号、明治に再建

丸山神社(港区) - 家康の命で創建、後に二本榎に遷座、罹災しない不思議な御神体
春日神社(三林町) - 古墳、奈良朝に常陸・河内を奉斎、境内社に式内「穂椋神社」
白山神社(沼垂) - 用明朝、あるいは飛鳥期の創建、遷座繰り返す、8月に喧嘩灯篭
射山神社 - 伊勢内宮の「七栗御園」と温泉、長命水「榊の井」と湯立神事
元狭山神社 - 大正期に埼玉県入間郡元狭山村の四つの神社を合併、高根囃子など

山家神社 - 真田氏が崇敬した水分の神「白山様」、上田城鬼門、境内に真田神社
高杜神社(高山村) - 諏訪神の第八子、江戸期社殿・本殿、善光寺平随一の杉並木
熊野大神宮 - 用明朝に20坊の伽藍、石山合戦で焼失、歴代大坂城代の崇敬
田守神社(伊賀市) - 伊賀臣が祖神を奉斎か、吉田神社の地に遷座、10月に秋祭
八阪神社(東成区) - 藤原道長が創祀した牛頭天王白山権現社、境内に玉造戎神社

白山神社(中浜) - 室町期には3ヶ村の氏神、大坂冬の陣の伝承残る大イチョウ
高神社(井出町) - もとの多賀神社、日本初の猿楽の記録、桃山期の本殿、社叢
子安神社(八王子市) - 市内最古の安産の神、7月祇園祭で神輿宮入り、8月に薪能
高浜神社(吹田市) - 次田連の祖神を奉斎、吹田の始まり、吹田大宮・吹田神社
烏山神社 - 村の鎮守だった御嶽大神を白山権現が合祀、9月華やかな神輿渡御

西葛城神社 - もとは深谷神社、明治期に全村合祀、大正期に楠神社の地に遷座
玉姫稲荷神社(台東区) - 浅草「靴まつり」、境内に口入稲荷神社、口入り狐
高向神社(河内長野市) - 近世には五社明神、江戸初期本殿、幕末絵馬、日野獅子舞
長瀬神社(東大阪市) - 式内含む村内各社を大正期に合祀、7月夏祭りにだんじり
瀬戸神社(横浜市) - 頼朝が勧請、政子ゆかりの弁財天、実朝の舞楽面、あじさい

住吉神社(木月) - もとは矢倉神社、村名をとって改称、住吉神ではない
白山社(川崎市麻生区) - 江戸中期には存在、真福寺谷の鎮守、歯痛封じと幕末本殿
杉山神社(新羽町3918) - 室町期に大和三輪明神を勧請、雹の被災を免がれる
宇奈為神社 - 山間部に海神を祀る、後に熊野権現を勧請、地元では今も十二社神社
榎原神社 - 江戸前期に鵜戸神宮を勧請、飫肥の御両社、境内摂社に桜井神社

高取神明宮 - 南北朝初期の創建、伊雑宮の神々、10月第4日曜日におまんと祭り
大宮五十鈴神社 - 応神朝に熱田・伊勢・諏訪を勧請、9月秋分の日に圧巻の三国花火
上粕屋神社 - もとの山王社、奈良前期の創建とも、昭和に御霊神社などを合祀
楠郷総社神明社 - 南北朝期に楠山城初代城主が信州を勧請、河曲郡式内の見方も
瀧浪神社(能美市) - 七ツ滝の近く、素朴な滝神信仰、旧地から平安末期の出土品

上安田八幡神社 - もとは古宮、また宮島の地に鎮座、元禄期の洪水で現在地に遷座
幡生神社 - 往時は呉服明神、加賀絹、機織業者の参拝絶えず、養蚕のお守り札
村木神社 - 村木砦の戦い、信長が本陣に定めた地、9月下旬に大規模おまんと
関神社(亀山市) - 鈴鹿山麓七郷総社の笛吹大神社、熊野神社、「関の山」夏祭り
江神社(亀山市) - 祈雨・止雨、闇淵の龍神伝承、鈴宮江の森に鎮座、江戸初期に遷座

久々志弥神社 - 舒明朝の創立、箕田御厨の地、福住大明神とも、下箕田獅子舞
高爪神社 - 高爪山が御神体山、利家が十一面観音を安置、鎌倉期の懸仏と仏像
加賀神明宮 - 大聖寺惣鎮守、もとは山下神社、江戸後期の拝殿、特徴的な境内社
針名神社 - 尾張氏の祖神、尾治針名根連命を祀る、毎年海の日に末社の天王祭
倉賀野神社 - 崇神朝の創祀のクニタマさま、「飯玉縁起」飯玉大明神、飯玉さま

気多御子神社 - 額見の神明宮とも、加賀藩前田家の崇敬、「草かり亀」の伝承
郡家神社(鈴見町) - 鈴見村の産土神、鈴見観音とも白山神社とも、祭礼に遺風
神田神社(金沢市神田) - 白山御供田の地に饒速日命を奉斎、明治期に白山社を合祀
刀何理神社 - もと白山社・福羅の宮、明治期に借屋の宮と呼ばれた式内論社を合祀
七ツ森神社 - 久努国造を奉斎、七つの塚の伝承、賀茂社を勧請、スダジイの巨樹

濱名惣社神明宮 - もとは浜名県主が祖神を祀った英多神社、後に浜名湖七神明の一つ
宇刈神社 - 奈良前期の創祀、本宮は中村八幡宮、式内・真草神社の論社とも
貴船神社(加賀市) - 明治期に式内・刀何理神社の論社である白山神社を合祀
赤尾渋垂郡辺神社 - 国史見2社と式内1社の3社、10月袋井まつりで独特の屋台曳き回し
山名神社(森町) - 飛鳥朝創祀、室町期に天王寺から伝わった舞楽、7月天王祭

八所神社(豊山町) - 当地開拓の物部氏の一族が奉祀した物部神社、室町期の狛犬
中村神社(長野市) - 大国大明神、戦国期の棟札、善光寺御開帳の大回向柱の斧入れ
白山神社(二子町) - 味美二子山古墳鎮座の物部神社を合祀、7月に味美総天王祭
石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納
水嶋磯部神社(梨平) - 飛鳥朝に磯部臣が祀った式内論社、謙信の頃に武神を祀る社へ

五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
石積神社(河辺町石立) - 巨岩を祀る石立明神「いしたてさん」、天智朝再興
貴志神社 - 岸岡の産土神の十九所大権現、古くは獅子頭を神聖視した神事伝わる
波氐神社(津市) - 矢頭山藏王権現、往時の三社体制の本宮の地、奥社に大スギ
弥牟居神社 - もとは水深(みぶけ)? 安楽郷の総社、長らく尾崎天王、明治合祀

松尾神社(松阪市) - 400段の石段、立野郷の立野神社・立野明神・立野連、亀の井
庄内神社(鈴鹿市) - 式内・天一鍬田神社、八島明神とも、明治期に合祀で改称
大麻山神社 - 平安前期に阿波勧請の式内、後に五社権現、旧尊勝寺の庭園や礎石
荊波神社(砺波市) - 奈良時代の資料に記載、万葉舞台とも、江戸時代には白山社
巖谷門神社 - もとは白山社、式内・荊波神社とも、明治期の合祀で改称、弁慶岩

神田神社(東白川村) - 奈良初期の創建、南北朝期来の再建、平成に「絆山車」復活
速川神社(氷見市) - 久目川と呼ばれた上庄川の守護神、滝尾八幡社とも、早借獅子
浅井神社(高岡市) - 八河江比売神を祀る、往時は巨大な川人山鞍馬寺西宝院が別当
浅井神社(高岡市石堤) - 平安前期の参拝記録、江戸期は加賀藩の庇護、旧地に復座

【主な御神徳(ご利益)】
丸く収める・解決する、厄災除け良縁家内安全