夫婦銀杏の御神木は良縁のパワースポット、境内社にきつねと相撲の伝説
[住所]埼玉県川越市南通町19-3
[電話]049-222-1396

川越八幡宮(かわごえはちまんぐう)は、埼玉県川越市南通町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。八幡神の神使である鳩をあしらったオリジナルの御朱印帳がある。

長元3年(1030年)、甲斐守源頼信が平忠常の乱平定の祈願を行い、その後に戦勝に感謝し、創祀。御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)。

当地は、豪族河越氏の所領で、鎌倉時代、当社後方に河越氏の館があった。応永32年(1425年)には、関東管領足利持氏が河越兵庫助の館跡地の半分を当社に日供料として寄進したという。

長禄元年(1457年)、川越城が築城された際に、太田道灌は当社の分霊を城内の守護神として奉じる。その後も、川越の歴代城主、城代の崇敬深く、天正18年(1590年)以来の城主酒井氏は社殿の造営、神田、神宝の寄進を相次いで行った。

寛永2年(1625年)には、三代将軍徳川家光が日光社参の折、酒井備後守忠利が道中安泰を祈願し、その功により葵紋付祭器具の寄進があった。

酒井氏は国替後も崇敬を加え、しばしば改築費、修繕費等を奉納。文化9年(1812年)7月1日、姫路城主酒井雅楽頭源朝臣忠衛は神号「河越八幡宮」の額と掛物一幅を奉納している。明治維新の際、別当である万蔵寺が廃止された。

昭和8年(1933年)、境内に今上天皇御生誕を記念して氏子により夫婦銀杏の苗が植えられる。現在では夫婦銀杏の御神木となっており、良縁、夫婦円満に御利益があると言われ、知る人ぞ知るパワースポットとなっている。

例祭は10月14日・15日で、川越祭とも呼ばれ、山車・神輿巡行がある。当社の茅の輪くぐりは6月30日-7月4日で行われ、起源は江戸時代初期にまで遡るという。6月30日に祭事が行われる。6月にはこども相撲大会が行われる。

境内社に民部稲荷神社(相撲稲荷とも。御祭神:倉稲魂神)があり、足腰を強くするという御利益で、箱根駅伝出場選手などに人気がある。『まんが日本昔ばなし』でも紹介された、「相撲をとった狐さん」で知られる。

兼務神社に仙波東照宮がある。

【ご利益】
厄祓い、子育て、交通・旅行安全、身体壮健
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川越八幡宮の御朱印