火山と日本の神話──亡命ロシア人ワノフスキーの古事記論
・刊行:2016/2/10
・著者:アレクサンドル・ワノフスキー、鎌田東二、野村律夫、保立道久、蒲池明弘
・出版:桃山堂

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日本の神話のいちばん深いところにあるのは、火山をめぐる記憶である──。

戦後まもなく刊行された『火山と太陽 古事記神話の新解釈』は、古事記を火山神話として読み解いた論考として、一部で注目されたものの、長く忘れられていた。

著者はロシアの革命家であり、日本への亡命者アレクサンドル・ワノフスキー。

『火山と太陽』の復刻に加えて、専門家による解説、ワノフスキーの評伝などにより、亡命ロシア人の火山神話論を多角的に紹介し、日本列島の歴史と精神文化において、火山とはどのような存在であったのかを探る。