神功皇后が神武天皇の母を奉斎、播州の秋祭り「提灯まつり」や武神祭
[住所]兵庫県姫路市網干区宮内193
[電話]079-272-0664

魚吹八幡神社(うすきはちまんじんじゃ)は、兵庫県姫路市網干区宮内にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 播磨国 揖保郡「中臣印達神社」に比定される式内社(名神大社)の論社。

神功皇后摂政3年、大陸交渉の際、当地一帯の古称である宇須伎津に滞在した際、神託を受けて一小社を建立し、海神の娘で初代神武天皇の母である玉依比売命を奉斎、敷嶋宮(しきしまぐう)と号した。

後に第16代仁徳天皇7年8月、天皇が霊夢を見、父応神天皇(品陀和氣命)、祖母神功皇后(息長足比売命)を宇須伎津に併せて祀るべし、と命じ、紀角宿禰を派遣して合祀した。これが当社の創建となる。

宇須伎津は『播磨国風土記』に見え、本来、当地は海べりの砂堆積地だった。神功皇后伝説と相交わり、魚が群れをなして砂を吹き寄せて陸が出来たと伝えられている。

また、網干(あぼし)の地名も、当社祭礼に漁民が一斉に休漁して網を干して参詣したことに由来すると伝わる。

神亀2年(725年)、播磨大掾吉備朝距魚養が神域を営繕。保元年間(1156年-1158年)には石清水八幡宮の別宮となる。現社号が定着したのもこれ以降と言われる。

天正4年(1576年)には兵火で焼失するも、正保2年(1645年)に社殿が造営され、これが現在の本殿や、摂社の敷島神社本殿などとなる。

また、現存する楼門は建築年代は不詳であるものの、鬼瓦及び丸瓦に「貞亨三年」、つまり1686年の刻銘がある。

旧福井荘28カ村が氏子であったが、18世紀中頃には22カ村になり、現在は25カ村(町)になっている。

毎年3月最終土曜日に行われる武神祭が有名。いわゆる津の宮鬼追いで、鬼大鏡餅や桜と橘の造花をだんじり(献納船)にのせて氏子地区より当社まで流しという大行列を作り奉納。

その後、社殿で青鬼・赤鬼の舞及び氏子5人による五鬼惣舞の鬼舞が行われる。

秋季例祭における風流でも知られ、「網干祭」「提灯まつり」とも呼ばれており、播州の秋祭りの一つ。

10月21日の宵宮では、平松・吉美・大江島・輿浜・新在家・余子浜・垣内の七町ごとに楼門前で提灯を激しく練り合い、22日の本宮では豪華絢燗な屋台やだんじりが華々しく練られる。

境内社に、先の敷島神社の他、金刀比羅神社、三神社、松尾神社、武内神社、厳島神社、招魂社がある。

なお、式内社「中臣印達神社」の論社は他に、たつの市揖保町の中臣印達神社、姫路市林田町八幡の林田八幡神社がある。

【ご利益】
延命長寿・厄除開運・交通安全・安産子育ての神(公式HP
魚吹八幡神社 - 神功皇后が神武天皇の母を奉斎、播州の秋祭り「提灯まつり」や武神祭
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魚吹八幡神社の御朱印