経津主神

『日本書紀』のみに登場し、『古事記』には登場しない。別名、斎主神(いわいぬしのかみ)、伊波比主神(いわいぬしのかみ)。『出雲国風土記』では布都怒志命として登場する。当然のことながら、異表記多数。

『日本書紀』の神産みの第六の一書では、伊弉諾尊軻遇突智を斬ったとき、十束剣から滴る血が固まって天の安河のほとりの岩群となり、これが経津主神の祖(ネサクノカミイハサクノカミ)であるとしている。

第七の一書では、軻遇突智の血が天の安河のほとりの岩群を染めたために岩裂神・根裂神が生まれ、その御子の磐筒男神・磐筒女神が経津主神を生んだとしている。

葦原中国平定では武甕槌神とともに出雲へ天降り、大国主命と国譲りの交渉をしている。この際は、経津主神が首席、武甕槌神が次官という立ち位置。

『出雲国風土記』や『出雲国造神賀詞』では経津主神のみが天降ったとしており、出雲の意宇郡楯縫郷(島根県安来市)で天石楯を縫い合わせたとの逸話が残っている。

神名の「フツ」は刀剣で物が断ち切られる様を表し、刀剣の威力を神格化した神とする説のほか、「フツ」は「フツフツ」と沸き上がり「フルイ起す」フツであるとする説がある。

また、神武天皇の東遷で武甕槌神が神武天皇に与えた布都御魂(ふつのみたま)の剣を神格化したとする説がある。『先代旧事本紀』では経津主神の神魂の刀が布都御魂であるとしている。

『古事記』では、建御雷之男神の別名が建布都神(たけふつのかみ)または豊布都神(とよふつのかみ)であるとし、建御雷之男神が中心となって葦原中国平定を行うなど、建御雷之男神との同神説の立場のようにも見える。

しかし、実際、現在において建御雷之男神と同神と考えるにはあまりにも多くの神社などで祭祀されており、現実的ではない。

布都御魂を祀る石上神宮が物部氏の武器庫だったとされることから、経津主神も物部氏の氏神の一柱だったと考えられ、後世台頭する中臣氏の氏神にも組み込まれたと思われる。

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賀茂神社(桐生市) - 京か奈良か、賀茂神を勧請した、火投げ神事が伝わる式内の古社
稲田神社(笠間市) - 常陸国の出雲、奇稲田姫命を主祭神として夫・父母も祀る名神大社

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諏訪神社(湖西市) - 景行期の創祀、7月には「海道の奇祭」遠州新居手筒花火が行われる
稲毛神社 - 「武甕槌宮」と呼ばれた川崎大神、川崎の山王様、8月には川崎山王まつり
保呂羽山波宇志別神社 - 「霜月神楽」で有名な、中世では修験道の聖地 秋田の式内社
志賀理和氣神社 - 「赤石さん」として親しまれる式内社の最北端、9月の例祭は秋祭り

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大村神社(伊賀市) - 垂仁天皇皇子を祀る、春日神の遷幸の休息地、ナマズと地震守護
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八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
桑名宗社 - 式内二社からなる、8月第1日曜の天下の奇祭・石取祭で知られる「春日さん」

四所神社(徳島市) - 「福島の明神さん」春日神の神使である鹿の伝承と、船だんじり
高照神社 - 弘前藩祖と歴代きっての名君を祀る、江戸期の吉川神道流の社殿群が重文指定
阿彌神社(阿見町中郷) - 古くは鹿島明神と呼ばれた、豊城入彦命を祀る式内論社の古社
大戸神社(香取市) - 香取神宮の摂社、1月に御花祭り、2003年には60年に一度の神幸祭
安久美神戸神明社 - トヨッキーのモデル、徳川家康も参観した奇祭鬼祭が有名な伊勢神領

椋神社(下吉田) - 農民ロケット「龍勢祭り」が有名、自由民権運動の秩父事件ゆかりの地
高椅神社 - 料理の祖神が留まった地、その子孫に奉斎された「日本一社禁鯉宮」コイ明神
春日神社(徳島市) - 徳島城や城下の鎮守、歴代徳島藩主から崇敬され続けた春日大明神
伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
能義神社 - 出雲の四大大神の一つ、弥生期からの住居跡遺跡や円墳などがある風土記記載社

八幡神社(酒田市市条) - 平安期勧請の一条八幡、出羽国総社とも、5月に奴振りと流鏑馬
阿彌神社(阿見町竹来) - 普都神話に由来する竹来三社とも呼ばれた信太郡二宮、式内社
楯縫神社(美浦村信太) - 景行期の創建・奈良期の再建、信太郡衙址、信太郡惣社の式内社
楯縫神社(美浦村郷中) - 普津主神が甲楯を脱いだ楯脱山、室町期の木造狛犬、信太郡一宮
高知八幡宮 - 南北朝期に創建、山内一豊や歴代土佐藩主の崇敬、明治期から町の氏神に

三輪神社(津幡町) - 平安初期の創建で、井上郷17村の総社、加賀藩前田家が社殿を建立
比都佐神社 - 山王七社の十禅師宮を勧請した久野大明神、鎌倉期の石塔と「ほいのぼり」
須須神社 - 義経の笛と弁慶の小刀が伝わる能登の日本海守護の神、寺家の日本一のキリコ
刺田比古神社 - 大伴氏が始祖の道臣命を奉斎した「岡の里」、徳川吉宗ゆかり「拾い親」
田原神社(松江市) - 『出雲国風土記』所載社と宇賀社が明治期に総称、八雲が愛した社

尺間神社 - 魔を払う霊峰尺間山山頂に鎮座する、江戸期に開かれた東九州を代表する霊場
片埜神社 - 大坂城の鬼門守護、野見宿禰と道真ゆかり、秀頼造営の本殿、アテルイの首塚
山王神社(長崎市) - 島原の乱とキリシタン改宗、被爆建造物「一本柱鳥居」と被爆楠
村屋坐弥冨都比売神社 - 物部一族が祭祀、大和「中つ道」の式内大社、境内にも三式内
春日神社(鹿児島市) - 鹿児島五社の中で最古、もとは島津家が滅ぼした長谷場氏の氏神

日隈神社 - 日田日隈山に鎮座、後醍醐天皇・楠木正成と、春日神を祀る、松方神社跡も
月隈神社 - 古墳時代の墳墓跡や近世城郭の石垣や堀の一部が残る、代官稲荷・権九郎稲荷
石狩八幡神社 - 幕末に函館八幡宮を勧請して創建、稲荷大神を合祀、護衛艦「いしかり」
吾平津神社 - 東遷前の神武天皇の最初の妃を祀る乙姫社、漁師や漁業関係者からの崇敬
安福河伯神社 - 阿武隈川の神、陸奥亘理郡の四式内社の一つ、本殿は江戸後期の建立

鵠沼皇大神宮 - 相模国土甘郷総社「石楯尾神社」に建立された烏森神社、8月祭りに山車
伊達神社(色麻町) - 田村麻呂の創建、伊達氏に憚り香取社に、湯立神事や稚児献膳
荒雄川神社(岩出山) - 縄文時代の祭祀遺跡も残る、歴代武将に崇敬された奥州一の宮
伊去波夜和気命神社(渡波) - 浜大明神・鹽盛明神の明神社、東日本大震災も拝殿は無事
多賀神社(高崎) - 古代に多賀大社を勧請、中世に鹽竈神社に合祀、近世は神明神社に

御刀神社 - 平安期に国家鎮護の霊験あり、相馬藩主・領民の崇敬、東日本大震災で被災
塩流神社 - 江戸期には「塩竈明神の姉」とされた熊ヶ根村の鎮守、5月に町内総出の例祭
諏訪神社(仙台市太白区) - 平安期に源頼義が勧請、境内に安産の神の山神社、5月例祭
春日神社(平塚市) - 平塚宿鎮守、源頼朝が安産祈願、江戸後期の特徴有す石製狛犬
遠賀神社(井岡) - 「出羽高野」と称された式内・岡大権現、江戸期は伽藍9院・末寺6寺

鹿島天足別神社 - 樹齢800年のアカガシ、巨大な亀石、北畠顕家らに崇敬された式内古社
櫛梨神社 - 琴平町の如意山南西例に鎮座、神櫛皇子が奉斎し、死後に奉斎された式内社
布都神社(西条市) - 愛媛の石上、往時は62回の勅願・壮麗な社殿、謎を呼ぶ秘密祭神
神野神社(丸亀市) - 継体朝の創祀、土師祖神を祀り菅原道真も神像を奉納、八幡宮とも
宗形神社(米子市) - 国史・式内の古社、歴代武将・領主の崇敬、県下有数の宗像古墳群

蘇我比咩神社 - 「我、蘇(よみがえ)り」と蘇我伝承、春日大明神と呼ばれた式内
隼神社(京都市) - 梛神社の境内、京中の式内社、奈良からの勧請か? 皮膚病に霊験
春日神社(戒外町) - 天香久山の東、万葉の丘に鎮座する式内・畝尾坐健土安神社の論社
阪門神社(橿原市) - 江戸時代には春日神社、式内「坂門神社」の説も、境内に観音堂
善根寺春日神社 - 25氏族の春日講、10月1日にどぶろく御神酒醸造、15日に王代津祭

蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ
羽田春日神社 - 平安期の勧請、白鷺の羽根が田に落ちた地、樹齢1000年の大フジが有名
中津神社(壱岐市) - 平安初期の鎮座、壱岐氏、中世から中津宮と呼ばれた式内名神論社
大須賀大神 - 平安初期創建の春日系、4月中旬「伊能のおあそび」と伊能歌舞伎
大己貴神社(筑前町) - 『日本書紀』記載の国内最古の説が根強い神社、夜須郡の惣社

春日神社(米沢市) - 上杉謙信が創建、上杉氏の米沢移転により遷座、鷹山の極秘誓詞
美談神社 - 合祀・境内も含め式内5社、中世から近世は八幡宮、風土記記載社
智伊神社 - 風土記「知乃社」、地名「知井宮」、社名「智伊」は同じこと、出雲大社の古材
奥宇賀神社 - 大正期に風土記記載・式内二社などを合併、境内社に稲荷、御神木
榆山神社 - 木之本古墳群がある旛羅大神、成田家の崇敬、江戸期には熊野三社大権現

春日神社(行方市) - 11月23日に青沼のどぶろく祭り、平安初期創建の際の故事にちなむ
春日神社(坂出市) - 南海の悪魚討伐で軍神を奉斎、道真や讃岐院も参拝、10月に太鼓台
大売神社(篠山市) - 垂仁朝に創祀、領主が崇敬した昼目観音、義経の臣鷲尾十郎らを配祀
側高神社(香取市) - 香取神宮の第一摂社、御祭神は神秘、1月第2日曜日に髭撫祭
祝園神社(精華町) - 『古事記』記載の討伐された武埴安彦の悪霊、1月に「いごもり祭」

走田神社(亀岡市) - 乳の出がよくなる清水、馬が走って田を潤す、人を噛まないマムシ
走田神社(長岡京市) - 春日神、早稲田の守護神、古くからの妙見社、正月13日に弓講
伊奴神社(名古屋市) - 犬の御幣で洪水除け、天武朝に稲を献上、愛犬家やペット飼い主
小倉神社(大山崎町) - 奈良前期の創建、天王山麓、秀吉が山崎の合戦で祈願した神
矢作神社(八尾市) - 物部一族の矢作連の屋敷跡、別宮八幡、クスノキやイチョウの巨樹

葛西神社(葛飾区) - 平安末期に香取神宮を勧請、11月に酉の市、祭囃子発祥の地
科長神社 - 神功皇后所用の雛形の兜、小野妹子の墳墓に隣接、7月に神輿・だんじり
伊川谷惣社 - 4世紀古墳が残る鬼神山、神功皇后の創祀、秋祭りで獅子舞・布団太鼓
春日神社(山添村) - 鹿島から春日大社への遷座ルート上の休息地、12月申祭り
三坂神社(細川町) - 江戸後期に悪疫流行で神輿を能舞台に奉納、10月屋台宮入り

火走神社(泉佐野市) - 火の上を走る神事からの命名、火の神、室町期の摂社社殿
六所神社(酒々井町) - 江戸中期からの五穀豊穣と雨乞いの三匹による墨の獅子舞
夜疑神社 - 弥生時代からの聖地、八木氏の祖神を奉斎、唐臼のタブーと雨乞い
土生神社 - 白河上皇駐蹕の祉に北野を勧請、10月にだんじり曳行、古式の神事
幸宮神社 - もとは八幡香取社、境内社の夏祭り、天王祭りと大杉祭りで神輿渡御

香取神社(越谷市) - 室町期に下総を勧請した大沢鎮守、7月に天王様、毎月骨董市
率川神社 - 市内最古の神社、神武皇后と父母を奉斎する子守明神、6月に三枝祭
春日神社(高浜市) - 大山公園の高浜総氏神、10月に全国的に有名な「おまんと祭り」
調田坐一事尼古神社 - 一事尼古神は一言主神と同神、一願成就、3月に御田植祭
伊居太神社(尼崎市) - 伊居太古墳、もとは坂合部連が祖神を奉斎、10月にふとん太鼓

梶無神社 - 東遷で祖神に祈願した神武天皇が創祀、10月に2夜連続ふとん太鼓
栗原神社(東大阪市) - 中臣栗原連が祖である中臣雷大臣命を祀る、春日四神を合祀
春日神社(杉並区宮前) - 江戸前期に新田開発祈願で創建、「早間の大宮前ばやし」
春日神社(青梅市野上町) - 江戸前期の本殿、野上など4ヶ村の鎮守、獅子舞など
河分神社 - 宮山を崇拝、平安期に春日を勧請した「河分明神さん」、例祭は11月

夜都岐神社 - もとの春日神社、社地交換で現社号に、大社との関係深く春日移し
黒田神社(藤井寺市) - 大和川河床の船橋遺跡と関係か? 藤原系の黒田大連ゆかり
柏原黒田神社 - もとは塩殿神社、戦後に黒田と春日の両社を勧請合祀、7月だんじり
弓削神社(東弓削) - 式内二座の一座、物部氏の祖神を祀る河内国の三指に入った大社
弓削神社(弓削町) - 式内二座の一座、近世は「府都大明神」、境内に延命水という霊水

二宮神社(安堂町) - 杵築神社と春日神社を併せた「ふたみや」、7月にだんじり巡行
門僕神社 - 門部連が奉斎した古社、「曽爾の獅子舞」と人身御供の名残の神事
五社神社(右左口町) - 役小角が開基の円楽寺、富士山信仰始源、11月に神輿渡御
花垣神社 - もとは春日社、春日大社の神が見たいと宣った八重桜、芭蕉も一句
佐備神社 - 忌部氏の流れを汲む佐味氏、10月にだんじり、4月には神楽祭

白山神社(北杜市) - 顕宗天皇の御代に勧請、屋代秀正が勧請した諏訪社などを合祀
賀茂春日神社 - 創祀は賀茂社が欽明朝、春日社が文武朝、信玄の歌、家康の寄進
袖ヶ崎神社 - 平安後期に京都稲荷山を勧請した忍田稲荷、越前から移住の宮司家
有賀神社(水戸市) - 式内論社、「虫切りの神」11月に御神体が移動する磯渡御
春日神社(茨木市清水) - もとの「須久久神社」一座、平成に不審火も再建

大津神社(泉大津市) - 和泉国府の外港、式内「粟神社」など合祀、10月だんじり
賀茂神社(生穂) - 欽明朝の上賀茂神田、中世には四社明神、蜂須賀家の崇敬
春日神社(三林町) - 古墳、奈良朝に常陸・河内を奉斎、境内社に式内「穂椋神社」
官舎神社 - 境内は国の史跡「離宮院跡」、豊漁と安全の神、2月に龍頭の獅子舞
中島惣社 - 飛鳥朝に五穀豊穣が祈願された食物神の女神、中島郷48ヶ村の親宮

耳常神社(四日市市) - 船木氏や西脇氏が奉斎の下之宮、上之宮の耳利神社を合祀
丹生神社(多気町) - 縄文からの丹生鉱山、祈雨・祈晴の神、神宮古材と伊勢椿
岸城神社 - 岸和田城三ノ丸、9月に岸和田祭、急坂を一気に駆け上がるだんじり
鎌田神明宮 - 豊受大神が船で渡御してきた地、神宮御厨、遠州の大社、虫封じ
春日神社(日の出町) - 日本武尊が東征で立ち寄ったとも、9月例祭で「鳳凰の舞」

三社神社(大阪市) - 元禄期に勧請された三社宮、7月夏祭りで太鼓の宮入り
穴石神社 - 穴師の神か、風神か、もとは天津社、1月に川に綱を渡す神事
真木山神社 - 和銅3年以前の創祀、白石明神とも、4月に江戸中期以来の能楽奉納
比々岐神社 - 飛鳥朝の創立とも、北山・上津八幡宮、伊賀の乱で白龍現れ焼失回避
城上神社(大田市) - 石見銀山と遷座、江戸後期の重層式拝殿「鳴き竜」と亀石

山口神社(和歌山市) - 坂上田村麻呂に関する伝承、山口王子を合祀、「霊烏」の信仰
胎安神社 - 国内唯一の流産除け胎内安全の神、子宝の子持ち松と不老長寿の杉
春日神社(上新庄) - 榊の大木を奉斎、桃山期にならを勧請、クスノキや土俵
桑津天神社 - 桑の木の多い港と機織り、仁徳天皇妃・髪長媛の病気を快癒した神
神津神社 - もとは八幡神社、天正年間の勧請か、1月に十三戎祭、枕太鼓・獅子舞

島氷川神社 - 江戸中期には存在した下氷川、小名嶋の鎮守、鹿浜の獅子舞の一社
梅田春日神社 - 地域の中心的な神社、境内に雷除けの猿田彦神社、4月に太々神楽
鹽竈神社(港区) - 仙台藩4代藩主が江戸屋敷に勧請・奉斎、安産守護の霊験
岸和田天神宮 - 南北朝期に八坂神社を勧請、江戸中期に天神を合祀、だんじり祭り
春日神社(勝竜寺) - 光秀が秀吉から逃れた勝竜寺城の南に鎮座、江戸期の境内整備

春日神社(新井宿) - 鎌倉期に奈良を勧請、旧新井宿村の鎮守、6月に古式例祭
磐手杜神社 - 鎌足が勧請、中世には社殿の見事さ称えられ春日社へ、5月に馬祭
春日神社(成合北の町) - 往時は近隣75郷春日社の本社、大正期まで続いた雨乞い
稲荷神社(貝塚市森) - 木島谷の総社、岸和田藩主家による崇敬、古くからだんじり
西葛城神社 - もとは深谷神社、明治期に全村合祀、大正期に楠神社の地に遷座

春日神社(茄子作) - 室町期に奈良を勧請、茄子図案の御朱印、なすの独自キャラ
玉姫稲荷神社(台東区) - 浅草「靴まつり」、境内に口入稲荷神社、口入り狐
平井天祖神社 - 南北朝期再興の記録、江戸末期の社殿と銅製の注連縄、4年ごと大祭
小岩田天祖神社 - 桃山期に神明宮として創建、江戸後期に現社殿、諏訪両社大神とも
春日神社(泉佐野市春日町) - 奈良末期に勧請、南北朝に社殿造営、三社殿、狛犬

二之江神社 - 昭和に香取社と妙勝寺境内の旧三十番神の八幡社が合併、ケヤキの巨樹
春日神社(彼方) - 空海が創建したとも、彼方の宮さん、10月にだんじり祭り
西小松川天祖神社 - 室町期に下総から移り住んだ神職家の祖が創立、寛永の棟札など
新小岩香取神社 - 道ヶ島に下総を勧請、重要な水路の目印、11月「新小岩のおとり様」
春日神社(春木町) - 古くから物部布留神社、奈良期に春日社に、弘法大師伝承

高向神社(河内長野市) - 近世には五社明神、江戸初期本殿、幕末絵馬、日野獅子舞
春日神社(小野原西) - 奈良期に創祀、平安期に春日社に、10月に神輿と太鼓の巡行
吉田春日神社 - 聖地・花園に近いラグビー神社、江戸前期再建の特異な造りの本殿
忠岡神社 - 源平期の伝説、金運上昇の御神木「みいさん」、句碑、秋にだんじり
春日神社(田尻町) - 奈良期の開村時に勧請、明治期に吉見藩の陣屋、玉ねぎの碑

杣保葛神社 - 愛宕社の杣保神社と牛頭天王の葛神社が合併、古式残す4月例大祭
一言主神社(常総市) - 平安期に大和を勧請、三岐の竹、9月に伝統の花火祭り
榎原神社 - 江戸前期に鵜戸神宮を勧請、飫肥の御両社、境内摂社に桜井神社
多武峯内藤神社 - 新宿御苑一帯の内藤清成が談山と春日を勧請、駿馬塚と三菱鉛筆
楠郷総社神明社 - 南北朝期に楠山城初代城主が信州を勧請、河曲郡式内の見方も

高座神社(青垣町) - 子宝・蟻の宮と蚕の宮、水占いと丹波布・シカ革のお守り
石壺神社 - 風土記期所載社、八岐大蛇の尾を祀った旧尾原村、境内に尾呂地神社
春日神社(鯖江市鳥井町) - 崇神朝の創祀、もとは「御板」、江戸初期本殿が重文
春日神社(小菅ケ谷) - 山内首藤氏が創建、戦国期再興、本郷6ヶ村の総鎮守
赤城神社(横室) - 平安前期の勧請とも、前橋城の鬼門守護、歴代藩主の崇敬

建布都神社(市場町) - 平地祠・平治権現「おへーしさん」、式内比定で改称
建布都神社(土成町) - 杉尾社、北八幡宮とも呼ばれた式内論社、西宮神社と合併
赤田神社(阿波市) - 『日本書紀』記載の「吾田節」の神とも、式内論社
吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額
左肆布津神社(芦辺町) - 平江大明神「おひらえ様」、壱岐郡式内二社の一つ

神神社(総社市) - 三輪山明神、もとは宮山古墳のある高梁川東岸の三輪の地
高越神社 - 阿波富士とも呼ばれる霊山、忌部氏・役小角・空海より前から?
伊射奈美神社(穴吹町) - 町内最古の室町期の棟札、もとは十二所権現、昭和に改称
須岐神社(金沢市) - 奈良初期創立の春日四神、赤浜八幡神社と一時期主客逆転
伊笠神社 - 伊笠山山頂、創建は江戸期・鎌倉期とも、平安期存在の式内論社とも

山戸春日神社 - 神功皇后上陸伝承、往時は阿波庭神社とも、10月に秋祭り
入野神社(京都市) - 『万葉集』記載の地、春日四神を祀る、大原野神社と関係
伊勢田神社 - 風土記記載社、国つ神から天つ神へ、近世は梵天王社、10月秋季大祭
巨椋神社 - 巨椋池のほとりで巨椋氏の祖神奉斎、後に春日明神、境内に子守神社
石疊神社 - 万葉集にも歌われた高梁川に突き出た50メートルの巨磐が御神体

川原宮・謁盤神社 - 謁播神社の安藤家が戦火を避け足助に移住した際に奉斎か
穂北神社 - 天孫に愛されなかった磐長姫命が笠狭から去った地、山陵や円墳も
高島神社(宮浦) - 児島湾に浮かぶ高嶋に鎮座、戦前に高島宮の伝説地認定受ける
白倉神社 - 金光山の「お天狗さま」、明治以来伝統の太々神楽を継承
賀茂山口神社 - もとは澤田社、所在不明の式内に比定、上賀茂神社の田畑の守護神

加太春日神社 - 神武東征で紀国造氏の祖が上陸、住吉神を勧請、5月にえびまつり
松尾神社(亀岡市旭町) - 秦河勝が創祀した式内論社、室町期本殿、湧水「お滝」
春日神社(笠井町) - もとは式内・若倭神社か、8月に「笠井祭り」で神輿・屋台
神田神社(白山市) - 景行朝に竹内宿禰が勧請、たびたびの勅使下向、ケヤキの古樹
稲荷神社(浜松市小林) - 式内・猪家神社の論社、南北朝末期以来の社殿修復記録

春日神社(馬郡町) - 旧東海道松並木の近く、室町期に春日神勧請、式内論社とも
大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
増泉春日神社 - 孝元朝の創祀、春日大社の荘園で神田の地、社叢と井戸水、稲荷社
守山八幡宮(伊豆の国市) - 源頼朝挙兵の地、四條郷の総社、10月に三番叟、紅葉
高石神社(川崎市) - 多摩丘陵「お伊勢の森」、1月やぶさめ、珍しい手水の狛犬

日野神社(岩美町) - もとは『和名抄』日野郷、日野谷の地、アニメ『Free!』聖地
鹿嶋神社(高砂市) - 播磨国分寺の鎮守、一願成就、香を焚き灯明をあげる風習
倭文神社(鳥取市) - 因幡の倭文、七躰大明神、藩主や民衆からの長い崇敬の歴史
荒井神社(南丹市) - 国史の荒井神、式内・島物部神社とも、志多非神社とも
美歎神社 - もとは因幡山の頂上付近、後に金内、その後現在地、御祭神と歓談

春日神社(五泉市村松) - 平安初期の勧請とも、村松藩の藩主堀家の崇敬社
溝谷神社 - 崇神朝創祀の新羅大明神、相殿に式内・奈具神社、明智光秀の石燈籠
水嶋磯部神社(梨平) - 飛鳥朝に磯部臣が祀った式内論社、謙信の頃に武神を祀る社へ
酒井神社(鈴鹿市徳居町) - 天の忍穂井の神水、一貫して宇気比神社、明治に改称
酒井神社(鈴鹿市郡山町) - 酒が湧き、川をなした伝承、3年に一度の式年獅子舞

石積神社(大里窪田町) - 信長の乱で焼失、その後祟り、現在地に遷座へ、獅子頭
立坂神社(桑名市) - 本田忠勝に祥瑞、矢田八幡とも呼ばれた桑名八幡、式内論社
荻原神社(大台町) - 式内・榎村神社の八柱神社、旧満蒙開拓団の双龍神社を合祀
川俣神社(鈴鹿市西富田町) - 安楽川北岸、古くは八王子、亀山藩による式内認定
廣幡神社(菰野町) - 菰野藩主が子の全快で勧請した正八幡宮、江田社などを合祀

下野尻春日神社 - 「石に御霊を留座する神」以前は投石神事、今は獅子舞
大原神社(邑南町日貫) - 平安期に京都大原野を勧請、日貫村大明神、大元神楽
宇美神社(出雲市) - 風土記所載の式内社、縁切りと縁結び、「海」だが剣の神
佐志武神社 - 国譲りで両神が「進み」出た地、10月例祭に伝統の神事華と神事舞
小山田神社(越前市) - 神功皇后が勧請、仲哀・継体帝が崇敬、勝手明神の旧村社

大溝神社(あわら市) - 継体天皇による開墾の際奉斎、平安期に南都春日を勧請
春日神社(福井市石畠町) - 式内・石田神社の論社あるいは旧地、戦後に復社
金津神社 - 継体天皇が勧請、もとは式内・大溝神社、7月に山車など金津祭り
柴神社(永平寺町) - 奈良初期の鎮座、芝原郷8ヶ村の鎮守、10月2日鳳輦廻し巡行

【主な御神徳(ご利益)】
開運招福・厄除け・殖産興業、勝運交渉成功技芸・スポーツ上達