鎌倉期から南北朝期にかけて北野天神を勧請した島津家久崇敬の鹿児島三社
川上天満宮(鹿児島県鹿児島市川上町834)
[住所]鹿児島県鹿児島市川上町834
[電話]-

川上天満宮(かわかみてんまんぐう)は、鹿児島県鹿児島市川上町にある神社。近代社格では無格社。御祭神は菅原道真。例祭は11月25日。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳であるが、島津氏5代当主島津貞久(1269年-1363年)が、京都北野天神(現 北野天満宮)の御分霊を薩摩国川上村に勧請したのに始まるという。およそ鎌倉期から南北朝期に該当する。

その後、歴代の当主も尊崇、特に18代島津家久は尊敬の念極めて篤く、日参参籠したとも伝わり、年頭には、三社詣として、一之宮大明神(現 一之宮神社)、二之宮宇治瀬(現 鹿児島神社)、そして当社を三之宮として巡拝したという。いわゆる鹿児島三社の一社。

2月25日前後の日曜日には棒踊りがある。幕末の頃南薩方面から伝えられたもので、保存会により三尺・六尺の棒や鎌などを用い、数種の踊りを奉納する。

以前は青年層で行っていたが、人材不足から近年は小学校3年以上の児童にも教え、後継者の育成に努めている。

【ご利益】
学業・学問成就
川上天満宮 - 鎌倉期から南北朝期にかけて北野天神を勧請した島津家久崇敬の鹿児島三社
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