仁徳天皇を祀る伊賀国三宮の式内古社、境内社にも式内「宇都可神社」
波多岐神社(三重県伊賀市土橋752)
[住所]三重県伊賀市土橋752
[電話]0595-23-3577

波多岐神社(はたきじんじゃ)は、三重県伊賀市土橋にある神社。参拝すれば、御朱印を頂けるが、通常は無人のため、電話で問合せする必要あり。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 伊賀国 阿拝郡「波太伎神社」に比定される式内社(小社)。伊賀国三宮で、近代社格では郷社。三ノ宮とも。

柘植川の北岸の河岸段丘に鎮座する。御祭神は大鷦鷯尊

『式内社調査報告』には古老曰くとして、昔、境内に、真っ直ぐな樫の木があり、これを朝廷に献上して、旗木(ハタキ:旗竿)にしたという話が載っているというが、第16代仁徳天皇、旗の伝承など、その由来は全く不詳。

天正9年(1581年)、織田勢による伊賀攻めの際に焼失。慶長9年(1604年)9月に再建された。

往古は、坂ノ下・東條・西條・土橋・山神・印代・大石の郷社。中古以後は、山神・西條・東條・印代・土橋の総社。

『神道集』の「児持山大明神の事」に「伊賀国三宮の鈴鹿大明神と成った」とあるが、一般的に当社のこととはみなされていない。

当社が鈴鹿大明神と呼ばれた形跡はない。鈴鹿といえば、伊勢なので、これは伊勢国の誤記ではないかとの説が有力。その場合、亀山市の片山神社が該当するか。ただし、伊勢国に三宮はない。

別当寺は、真言宗の中道院。慶長年間(1596年-1615年)に当社の西北の接続地に建立され、敢國神社の別当寺神光院の末寺だった。明治維新の際に廃寺。

明治6年(1873年)に村社となり、明治36年(1903年)に郷社となった。明治39年(1906年)には神饌幣帛料供進神社に指定された。

例祭は10月18日。その当日に特殊神事として神事相撲(奉塞角力神事)が行われる。

境内社に宇都可神社がある。阿拝郡の式内社(小社)の論社。式内社「宇都可神社」の論社は他に、市内内保の式内同名神社がある。

『日本三大実録』貞観15年(873年)9月27日条には正六位宇豆賀神が従五位下に新階されている。江戸時代から当社と一体化しており、明治期に正式に遷座したという。

御祭神は、大物主命大己貴命罔象女命高皇産靈命建御名方命・源滿仲公・源頼光公・源頼信公・源頼義公・源義家公。4月18日が例祭。

また、やはり境内社に府中神社がある。御祭神は須佐之男命軻遇突智命・大地主命・塞神・木花開耶姫命大山祇命・火産靈命・天津國玉命

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、身体壮健、諸願成就
波多岐神社 - 仁徳天皇を祀る伊賀国三宮の式内古社、境内社にも式内「宇都可神社」
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