最高峰金北山を神体山とする佐渡国三宮、御祭神には諸説あるも大彦命か
引田部神社(新潟県佐渡市金丸1252)
[住所]新潟県佐渡市金丸1252
[電話]-

引田部神社(ひきたべじんじゃ)は、新潟県佐渡市金丸にある神社。三の宮とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 北陸道神 佐渡国 雑太郡「引田部神社」に比定される式内社(小社)。佐渡国三宮で、近代社格では郷社。

式内社の佐渡国九柱のうちの一つ。阿部氏の一族引田氏の部曲(かきべ)がその祖を祀ったものであろうという。

鳥居、拝殿、本殿を通して真後遠方に拝される佐渡の最高峰金北山は神体山であり、山頂の金北山神社は一国総鎮守。

延喜4年(904年)の創建と伝わる。承暦4年(1080年)に亀トを奏じる。旧地は同村の「こうがい崎」という所にあったという。

この場所は落合橋東端の地点で、現在は水田となっているが、当社の神田の場所だった可能性が指摘されている。明治6年(1873年)に郷社。

御祭神について、境内案内板や、『大日本地名辞書』が大彦命。上述の部曲の祖や、金北山神社の御祭神も大彦命だという。

ただし、『神社名鑑』では大己貴命、『地理志料』では大物主神、『明治神社誌料』『神社明細帳』では猿田彦命などとなっている。

例祭は8月15日。宝物として天正17年(1589年)の上杉氏制札がある。境内社に八坂神社(素盞鳴尊倉稲魂命)で、その例祭は4月15日。

【ご利益】
地域・家内安全、縁結び
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