上野国六宮、神仏習合後は巌山として聖地に、江戸期の社殿はいずれも重文
[住所]群馬県高崎市榛名山町849
[電話]027-374-9050

榛名神社(はるなじんじゃ)は、群馬県高崎市榛名山町にある神社。『延喜式神名帳』にある「榛名神社(上野国・群馬郡)」に比定される式内社(小社)。上野国六宮で、近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。本殿や、当社の特徴となっている御姿岩などをあしらったオリジナルの御朱印帳がある。

赤城山、妙義山とともに上毛三山の一つである榛名山の神を祀る神社で、現在の主祭神は火の神・火産霊神と土の神・埴山姫神である。水分神高靇神闇靇神大山祗神大物主神木花開耶姫神を合せ祀る。

中世以降は「満行権現」と称され、「元湯彦命」が祭神とされていた。『榛名山志』には東殿・饒速日尊、中殿・元湯彦命、西殿・熟真道命と記されている。

第2代綏靖天皇の時代に饒速日命の御子、可美真手命父子が山中に神籬を立て天神地祇を祀ったのが始まりといわれ、第31代用明天皇元年(586年)に祭祀の場が創建されたと伝えられる。

古くから神仏習合が定着し、山中には9世紀ごろの僧坊とされる巌山遺跡がある。

南北朝時代ごろから上野寛永寺の下に属し、高崎市中里見町の光明寺から別当が派遣されて管理がされてきた。中世、戦国期には衰微したという。

近世に入り、天海僧正の手により榛名山は復興されたという。東叡山輪王寺宮兼帯所となり、榛名山巌殿寺・満行宮と称していた。明治の神仏分離により仏教色が廃され、元の現社号に復した。

日本海軍の戦艦「榛名」の艦内神社に分祀。第二次世界大戦中に活躍した日本海軍の艦艇を擬人化したキャラクタである艦娘(かんむす)を強化・育成、正体不明の敵艦を撃破していくゲーム・アニメ『艦これ』ゆかり。

本殿(本社・幣殿・拝殿)、国祖社及び額殿(1棟)、神楽殿、双龍門、神幸殿、随神門が国の重要文化財に指定されている。いずれも江戸期の築造で、特に国祖社は享保年間(1716-1735年)の建築。

本社は背後の御姿岩と接続しており、御姿岩内の洞窟に御神体を祀っている。

スギの巨木がある。武田信玄が戦勝祈願をし、境内の木に矢を射たてる矢立神事を行ったことに由来する。樹高55メートル、周囲9.4メートル。「榛名神社の矢立スギ」として、国の天然記念物に指定されている。

鉄燈籠としては群馬県内最古のものがある。笠の部分は後世の補作。算額は文化8年(1811年)、石田玄圭一徳門人による奉納。神代神楽は県指定重要無形民俗文化財で、男舞21座、巫女舞15座の36座で構成されている。

例祭は5月15日。10月9日に秋季例祭がある。榛名講がある。当社より勧請を受けた同名社が、群馬県沼田市、千葉県白井市など、日本各地にある。

【ご利益】
雨乞いに霊験あり、火防、五穀豊穣・鉱山など(公式HP
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榛名神社の御朱印
榛名 - Wikipedia
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