・刊行:2015/11/18
・著者:坂田隆
・出版:ビレッジプレス
・『古事記歌謡全解』をアマゾンで購入
軽太子は、天皇位をめぐる争いに敗れて追放される時、「い帰り来むぞ 吾が畳ゆめ」と歌った。
従来は「留守中は私の畳を大切にせよ」などと訳されているが、物体としての畳では軽太子の真意を読み取れない。
歌の眼目となる「畳」は、「すが畳 いやさや敷きて」と詠んだ神武天皇を想起させる語で「天皇位」を暗喩する。
軽太子は「私が即位するはずだった天皇位よ、きっと帰って来てその地位を取り戻すぞ」という強い意志を「畳」に込めた。
本書は、全歌謡に対して原文・眼目となる語句・歌意の骨子を記し、重要語句の真意を解いて作者の言霊が読者に伝わるように歌意を詳述した。
【関連記事】
・古事記に収録されている歌113首 一首一首の歌ごとの索引、リンク集
・著者:坂田隆
・出版:ビレッジプレス
・『古事記歌謡全解』をアマゾンで購入
軽太子は、天皇位をめぐる争いに敗れて追放される時、「い帰り来むぞ 吾が畳ゆめ」と歌った。
従来は「留守中は私の畳を大切にせよ」などと訳されているが、物体としての畳では軽太子の真意を読み取れない。
歌の眼目となる「畳」は、「すが畳 いやさや敷きて」と詠んだ神武天皇を想起させる語で「天皇位」を暗喩する。
軽太子は「私が即位するはずだった天皇位よ、きっと帰って来てその地位を取り戻すぞ」という強い意志を「畳」に込めた。
本書は、全歌謡に対して原文・眼目となる語句・歌意の骨子を記し、重要語句の真意を解いて作者の言霊が読者に伝わるように歌意を詳述した。
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