和歌山城址に隣接して鎮座、昭和末に不審火で全焼も5年で再建・遷座
[住所]和歌山県和歌山市一番丁3
[電話]073-425-2911

和歌山県護国神社(わかやまけんごこくじんじゃ)は、和歌山県和歌山市、和歌山城址に隣接して鎮座する神社。近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は全國護國神社會の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治維新以来、国のために散華し、靖国神社に合祀された本県出身の戦没者を奉慰するため、明治13年(1880年)から明治28年(1895年)までは、年1回和歌山市岡公園内の天妃山で、明治29年(1896年)から昭和11年(1936年)までは和歌山城内砂ノ丸において、和歌山県知事が祭主となり毎年5月5日神式により招魂祭が執行されてきた。

昭和3年(1928年)になり、和歌山県招魂社建設期成会が発足、招魂社建設が進められた。その敷地として、徳川時代からの神域であった現在地を和歌山市から譲渡された。昭和10年(1935年)3月、中尾文三により石造の一ノ鳥居が寄進された。

昭和12年(1937年)6月11日、木造流れ造り44平米の社殿および木造平家一棟114平米の社務所が創建された。昭和13年(1938年)9月、根津嘉一郎により石造の二ノ鳥居が寄進された。

昭和14年(1939年)4月1日内務省令により、内務大臣指定神社となり、現社号となった。

昭和20年(1945年)7月の空襲で社務所が焼失、昭和22年(1947年)に木造43平米の社務所が再建されたが、粗造建物であったため、老朽化に伴い、昭和49年(1974年)に撤去された。

昭和37年(1962年)5月24日、昭和天皇・皇后両陛下が親拝。境内には御親拝記念碑が現存している。

昭和62年(1987年)11月17日、不審火により社殿が全焼する。翌昭和63年(1988年)5月、再建奉賛会が発足し、募財を開始。

平成2年(1990年)11月24日に地鎮祭が執り行われ、平成4年(1992年)1月22日に遷座祭が斎行された。同年3月、合金製の三ノ鳥居が建立された。

例祭は春季が5月5日、秋季が10月5日。

【ご利益】
国と地域の守護神
和歌山県護国神社 - 和歌山城址に隣接して鎮座、昭和末に不審火で全焼も5年で再建・遷座
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