天武朝に宇佐神宮から勧請、軍港佐世保の「西海鎮護」の神
[住所]長崎県佐世保市八幡町3-3
[電話]0956-24-8983

亀山八幡宮(かめやまはちまんぐう)は、長崎県佐世保市八幡町にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社

諏訪神社昊天宮とともに長崎三社参りの一社。参拝すれば、「西海鎮護」などとある御朱印を頂ける。

佐世保市の中心部、佐世保市役所の国道204号を挟んだ北東側に鎮座する。御祭神は、応神天皇仲哀天皇神功皇后仁徳天皇保食神

保食神は稲荷信仰の影響か、後世の合祀かの可能性があるとしても、それ以外、八幡神としては比較的珍しい顔ぶれ。

当社に伝わる由緒によれば、天武天皇の白鳳4年(675年)に、神託により宇佐神宮から御分霊を迎えたのが始まりという。

明治時代以降に軍港佐世保の鎮守神として海軍将兵の信仰を集めたが、昭和20年(1945年)6月29日未明の佐世保空襲で社殿を焼失した。現在の社殿は戦後の昭和39年(1964年)に再建されたもので鉄筋コンクリート製。

第2次世界大戦前は最終的に県社に列格し、戦後は神社本庁の別表神社となり、市内唯一の別表神社となっている。

海上自衛隊の補給艦「はまな」の艦内神社に分祀したという。境内には亀山稲荷神社他合わせて7社の境内社がある。

例祭は10月15日。大祭として神幸祭が11月に執行され、それに合わせて佐世保くんちが毎年11月1日-3日に行われる。夏祭りが毎年8月1日-3日行われる。

山口県下関市に同名神社がある。広島県呉市には亀山神社がある。いずれも宇佐神宮とのゆかりが深く、宇佐=亀山によるものか。

【ご利益】
厄除け、所願成就、安産、商売繁盛など
亀山八幡宮(佐世保市) - 天武朝に宇佐神宮から勧請、軍港佐世保の「西海鎮護」の神
【関連記事】
長崎三社参り - 長崎市の諏訪神社・大村市の昊天宮・佐世保市の亀山八幡宮のご利益巡り
艦内神社とは? - 日本特有の「恐怖の海」への対処法 - 自衛艦の艦内神社
長崎県の別表神社 | 別表神社とは? - 神社本庁に属する神社の現代版官国幣社
長崎県の旧県社 | 府県社とは? - 旧県社(縣社)・旧府社、その都道府県の中で有力な神社
長崎県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、長崎県に鎮座している神社の一覧
亀山八幡宮(佐世保市)の御朱印
はまな - Wikipedia