黒田官兵衛と、その子・長政を祀る、民謡「黒田節」の母里太兵衛の銅像も
[住所]福岡県福岡市中央区西公園13-1
[電話]092-761-1807

光雲神社(てるもじんじゃ)は、福岡県福岡市中央区西公園にある神社。桜の名所として有名な西公園の52段の石段を上がったところに鎮座する。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

筑前福岡藩祖・黒田孝高(龍光院殿、黒田如水=黒田官兵衛)と、その子で初代筑前福岡藩主・黒田長政(興雲院殿)を祀る。社名は両神の法名から光と雲の一字ずつをとったものである。

境内には、福岡藩士で黒田二十四騎の一人・母里友信(母里太兵衛)の等身大の銅像があり、銅像下部には母里をモデルとした民謡「黒田節」の歌詞が刻まれている。また、長政が愛用した水牛の兜の像もある。

明和6年(1766年)、6代目福岡藩主の黒田継高が、長政を「武威円徳聖照権現」として福岡城二の丸、祈念櫓下に祠を創建し、祀ったのに始まる。ついで黒田孝高を「水鏡権現」として合祀した。

明治4年(1871年)、廃藩置県により黒田家が東京に移転するにあたって、有志が11代藩主長溥に懇願し、福岡城内の祠堂より小烏吉祥院跡に新たに祠堂を建立した。明治8年(1875年)に県社に列格した。

明治42年(1909年)に現在地の西公園に再移転、遷座した。この地はもともと、2代福岡藩主、黒田忠之が建立した徳川家康を祀る東照宮があった。

社殿は昭和20年(1945年)6月19日の福岡大空襲で全焼したが、昭和41年(1966年)に再建された。拝殿の天井画は、舞鶴の地名にちなんだめでたい丹頂鶴で、木原信画伯が描いたもの。賽銭をあげて参拝すると鶴の声が聞こえる仕組みなっている。

朝倉市秋月には孝高の孫、長政の子である黒田長興を祀る垂裕神社がある。

【ご利益】
眼、眼病予防、病気平癒、家内円満、子孫繁栄など
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光雲神社の御朱印