創建1300年、東京港区三田にある式内の古社で、「釜鳴神事のお社」
[住所]東京都港区三田3-7-16
[電話]03-3451-4687

御田八幡神社(みたはちまんじんじゃ)は、東京都港区三田にある神社。「釜鳴神事のお社」と称す。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 荏原郡「稗田神社」に比定される式内社(小社)の論社。江戸八所八幡宮の一社で、近代社格では郷社。

和銅2年(709年)、牟佐志国牧岡(むさしのくにまきおか)というところに、東国鎮護の神として鎮祀された。

主祭神は誉田別尊命、相殿に天児屋根命武内宿禰命を祀る。

その後、寛弘8年(1011年)、武蔵野国御田郷久保三田(みたごうくぼみた)の地に遷座し、嵯峨源氏渡辺一党の氏神として尊崇された。俗に「綱八幡」と称する。

江戸開幕の際、僧快尊が元和5年(1619年)に現社地である荏原郡上高輪村海岸を卜して開拓・造営を開始し、寛永5年(1628年)8月に遷座した。別当は天台宗の八幡山宝蔵寺。

しかし、寛文8年(1668年)2月の大火により社殿は全焼、仮殿が伊皿子坂薬師寺に置かれた。寛文12年(1672年)8月に社殿が再建され再度遷座された。

明治維新を経て、神仏分離令などもあり、明治2年(1869年)9月、稗田神社と称した。明治7年(1864年)1月に三田八幡神社と改称し、明治30年(1897年)4月には三田の冠称を御田の旧名に復し、現社号とした。

昭和20年(1945年)5月、東京大空襲により、江戸時代からの社殿を焼失。戦後、昭和29年(1954年)に、本殿権現造、幣殿・拝殿・神楽殿・社務所を再建した。平成21年(2008年)、鎮祀1300年奉祝式年大祭が行われた

例祭は8月上旬。1月15日には釜鳴神事が行われる。

境内社に、5月15日に大祭としてやはり釜鳴神事が行われる五光稲荷神社と、御嶽神社がある。

なお、式内社「稗田神社」の論社は他に、大田区蒲田の薭田神社、東六郷の六郷神社、南久が原の鵜ノ木八幡神社、久が原の八幡神社がある。

【ご利益】
交通安全・厄除け・商売繁盛など(公式HP
御田八幡神社 - 創建1300年、東京港区三田にある式内の古社で、「釜鳴神事のお社」
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