平貞盛が将門の乱鎮圧を祈願、歴代天皇の奉納宝物、例祭の幟祭りが有名
[住所]東京都江戸川区上篠崎1-22-31
[電話]03-3679-6183

篠崎浅間神社(しのざきせんげんじんじゃ)は、東京都江戸川区上篠崎にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

御祭神は木花開耶姫尊。当社では日本で最も美しい女神、としている。

天慶元年(938年)5月15日に創建された区内で最も古い神社。承平2年(932年)に下総国弥山からこの地に移住してきた弥山左那比神人(ややまさなひしんと)が初代宮司として仕えた。

天慶3年(940年)、平将門が関東において威をとなえると、平貞盛が乱を鎮めるために派遣された。

貞盛は将門が降伏するように祈願し、当社に霧島神社を祀り、金幣(きんぺい)と弓矢を献じて武運を祈った。平将門ゆかり

当社には、村上天皇(946年-967件)の御守剣、後花園天皇(1428年-1464年)の連歌などの宝物が納められており、平安・鎌倉期より皇室などからの崇敬がことのほか篤かったことがうかがえる。

江戸時代に入ると、江戸や近郷からの参詣者が増え、講社も組織されたという。明治時代に入り、江戸川区の神社で唯一郷社になった。

以降、明治から昭和にかけても熾仁親王の神額、三條内大臣藤原朝臣の神額、犬養毅元総理の額などが奉納されるなど、多くの篤い崇敬が寄せられた。

境内社には下浅間神社、下浅間御嶽宮、香取神社、天満宮、八幡神社、白髭神社、天祖神社・須賀神社、霧島神社、稲荷神社、柳島稲荷神社、水神宮、道祖神、弁天社がある。

例祭は7月1日。幟祭り(のぼりまつり)が有名であり、昭和56年(1981年)には、区指定無形民俗文化財に指定されている。

重さ1トン以上の幟10本を掲げる。これは幟の大きさ、祭りの規模ともに日本最大である。

当社の兼務社には、すべて江戸川区で、鹿骨4丁目の鹿島神社、松本2丁目の天祖神社、東小岩1丁目の天祖神社、西一之江3丁目の香取神社、北葛西1丁目の稲荷神社、谷河内1丁目の日枝神社がある。

【ご利益】
安産、火防、子育ての神(公式HP
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篠崎浅間神社の御朱印