義士を祀る「忠臣蔵のふるさと」、昭和期に無各社から県社に昇格
[住所]兵庫県赤穂市上仮屋129
[電話]0791-42-2054

大石神社(おおいしじんじゃ)は、兵庫県赤穂市上仮屋にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。赤穂大石神社とも。「忠臣蔵のふるさと」であり、参拝すれば、御朱印を頂ける。

赤穂事件において討ち入りをした大石良雄ら赤穂浪士を祀る。

江戸時代には幕府にはばかって表立って顕彰することはできなかったが、明治元年(1868年)、明治天皇が赤穂浪士の墓のある泉岳寺に勅使を遣わしこれを弔った。

それ以降、赤穂(当社)と京都(京都大石神社)に赤穂浪士を祀る神社が創建された。

赤穂事件以降、赤穂浪士を称揚する人々によって旧赤穂城内の大石邸内に小さな祠が設けられ密かに祀られていた。

明治33年(1900年)、改めて神社として創建することが政府から許可され、明治43年(1910年)4月に起工、大正元年(1912年)に社殿が竣工した。

昭和3年(1928年)、無格社から県社に昇格した。

第二次世界大戦後、城内の神社に祀られていた赤穂藩主・浅野氏の三代(長直・長友・長矩)および、城外の赤穂神社に祀られていた、浅野家の後に赤穂藩主となった森家の遠祖の七武将(森可成、森可隆、森長可、森成利、森長隆、森長氏、森忠政)を合祀した。

本殿、拝殿のほか、境内社として浅野家が藩主だった時代から藩民の崇敬を受けた摂末社が多数ある。

宝物展示施設として、赤穂浪士の遺品などを陳列する義士宝物殿、長矩・四十七士らの木像を展示する義士木像奉安殿、大石邸長屋門(国の史跡「大石良雄宅跡」のうち)などがある。

例祭は12月14日、赤穂義士祭、あるいは単に義士祭。前日の13日には前夜祭、翌15日には後日祭がある。大石良雄の子、大石主税にあやかった大石力餅が5月5日、こどもの日祭として行われる。

【ご利益】
所願成就、武運長久、学問成就、身体壮健(公式HP
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大石神社(赤穂市)の御朱印