県西部の英霊を祀る姫路城の中曲輪内の敷地に鎮座する「白鷺宮」
[住所]兵庫県姫路市本町118
[電話]079-224-0896

兵庫縣姫路護國神社(ひょうごけんひめじごこくじんじゃ、兵庫県姫路護国神社)は、兵庫県姫路市本町にある神社。参拝すれば、「白鷺宮」などとある御朱印を頂ける。

近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は神社本庁の別表神社全國護國神社會の一社。

鎮座地は姫路駅から見て、姫路城の手前、姫路城の中曲輪内の敷地に当たり(現 姫路公園)、かつては武家屋敷だった。

兵庫県西部地区出身(播州・但馬地区十二市十五郡)の英霊5万6988柱を祀る。

明治26年(1893年)より毎年、現鎮座地の近くに祭庭を設けて英霊の招魂祭が行われていたが、正式な社殿を造営して招魂社とすることになった。

昭和11年(1936年)に鎮座地を決定、昭和13年(1938年)に竣工・鎮座した。翌昭和14年(1939年)、制度改革により現社号となり、内務大臣指定護国神社となった。

第二次世界大戦後のGHQ占領下は、「護国神社」の名称では軍国主義施設として廃止される恐れがあるとして、姫路城の別名の白鷺城にちなんで「白鷺宮」と改称した。

独立後は元の社名に復したが、「白鷺宮」も使用され続けている。

境内は本殿・社務所の他、白鷺宮と呼ばれる結婚式場・休憩所などが建つ。この他、「鉄五四五四部隊 比島散華碑」「姫路歩兵第百三十九連隊 鎮魂碑」「第十七師団 鎮魂碑」などの慰霊碑がある。

例祭は春季が5月2日、秋季が11月2日。

兵庫県内には、他に神戸市の兵庫縣神戸護國神社があり、こちらは県東部の英霊を祀っている。姫路城の近くには播磨国総社射楯兵主神社や、ほかに姫路城内に酒井正親を祀る姫路神社がある。

【ご利益】
家内安全、身体安全、厄祓い、合格祈願、社運隆昌・商売繁昌、交通安全など(公式HP
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