市街地中心部の兼六園の隣、北陸新幹線開業を機に神前結婚式を再度PR
[住所]石川県金沢市石引4-18-1
[電話]076-221-2110

石川護国神社(いしかわごごくじんじゃ)は、石川県金沢市石引にある神社。市街地中心部の兼六園の隣にある。近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は神社本庁の別表神社全國護國神社會の一社。北陸新幹線開業を契機に、以前は活況だった神前結婚式のPRに再注力している。参拝すれば、御朱印を頂ける。

一県一社の護国神社の場合、たいてい何県護国神社という形をとるが、当社の場合、県が付かない。しかし、時に石川県護国神社と表記される場合がある。

「家族愛の神さま」を祀ると言い、家族愛で結ばれる社がキャッチフレーズ。愛叶う思い入れの願掛けとして、絵馬やきんちゃくがある。

戊辰戦争で戦死した水野徳三郎寛友ほか加賀藩の107人の霊を祀るため、明治3年(1870年)に加賀藩14代藩主前田慶寧が創建した招魂社にはじまる。

当時は卯辰山にあったが、境内が狭く、式典を行うのが困難であったため、昭和10年(1935年)、現在地である旧陸軍小立野練兵場の一角に遷座した。昭和14年(1939年)、現社号に改称した。

石川県出身の英霊(戦没者の御霊)を祀り、以来、西南の役、日清日露の両戦役、支那事変(日中戦争)、大東亜戦争までの英霊、4万4832柱を合わせ祀る。

このうち、第九師団管下の富山・福井・岐阜・滋賀県出身の英霊1万919柱が含まれる。

平成12年(2000年)8月4日、境内の参道に大東亜聖戦大碑が建立された。平成22年(2010年)10月11日、「輝く天命戦の真実を知れ」と題する副碑の落慶記念式典が催された。

例祭は春季が4月19日、秋季が10月18日。7月14日-16日に万灯みたままつりが斎行される。

白山比咩神社を勧請した艦内神社のあった空母「加賀」の絵馬がある。

平成24年(2012年)12月8日、境内の奥まった所にある清水澄博士顕彰之碑の前で、22歳の金沢大生が切腹自決した。

清水澄は憲法学者で、戦後の新憲法施行に反対し、施行の年の昭和22年(1947年)9月25日に自決した。金沢大生の自決も、当時の政府の安全保障政策(民主党政権による尖閣諸島の対中弱腰など)への絶望からとみられている。

【ご利益】
家族愛、良縁・恋愛成就、災難厄除け、交通安全、商売繁盛など(公式HP
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