水戸光圀の弓矢を折った御神木、宇宙飛行士・山崎直子も祈願、四神の神幸祭
[住所]千葉県松戸市松戸1457
[電話]047-362-3544

松戸神社(まつどじんじゃ)は、千葉県松戸市松戸にある神社。近代社格では村社。主祭神は日本武尊で、松戸市の総鎮守。10月18日の大祭、神幸祭で知られている。参拝すれば、御朱印を頂ける。神幸祭にちなむ四神をあしらったオリジナル御朱印帳がある。

創建は江戸初期、現存する社殿や本殿は寛永3年(1626年)の建造とされる。以前は御嶽大権現と称していた。

慶長14年(1609年)、水戸城に水戸徳川家が封ぜられると、江戸と水戸とを往来する水戸街道が整備され、松戸宿が宿場町として賑わった。境内地の近隣には陣屋も置かれていたため、水戸徳川家より篤い崇拝を受けた。

この地を徳川光圀が鷹狩に訪れた際、御神木である大銀杏に止まっている白鳥へ鷹を放とうとするも鷹は微動だにしない。憤慨した光圀が矢を放とうとしたところ、弓矢が中央から折れてしまい、光圀は折れた弓矢を奉納して神前に鎮謝したとする伝承が残る。

水戸徳川家所縁の品々も多数奉納されたと伝わるが、元文4年(1739年)の松戸宿の大火で社殿及び奉納品も焼失する。

明治15年(1882年)、現社号に改称。有栖川宮幟仁親王より社号の書を授かる。平成18年(2006年)には三笠宮崇仁親王が参拝し、高野槙を植樹した。

平成21年(2009年)12月、宇宙飛行士の山崎直子が宇宙飛行の安全祈願のために参拝。平成22年(2010年)4月5日、前年10月18日に行われた松戸神社神幸祭のためにつくられた「四神お守り」を携えてスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗し、国際宇宙ステーションへ向かった。

帰還後の同年5月に松戸を訪れ、供に宇宙へ行った「四神お守り」を当社へ返納し、帰還パレードに参加した。

例祭は10月18日。この日が日曜日に当たると、総勢600名にて松戸市内を巡行する神幸祭が行われる。宮神輿を中心とする行列に四神像が連なっていることで知られる。平成21年(2009年)に次いで、平成27年(2015年)、さらに2021年が予定されている。

境内社に秋葉神社(例祭は6月30日)、水神社(例祭は6月15日)、金毘羅社、三峰社、八幡社、松尾社、浅間社、庚申社、稲荷社、厳島社がある。

【ご利益】
必勝、家内安全、交通安全、除災招福(公式HP
松戸神社 - 水戸光圀の弓矢を折った御神木、宇宙飛行士・山崎直子も祈願、四神の神幸祭
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