天満大自在天神、古事記の神々と同じ系譜か? 日本最強の学問の神になる
菅原道真 - 天満大自在天神、古事記の神々と同じ系譜か? 日本最強の学問の神になる 写真は牛天神北野神社(東京都文京区)
菅原 道眞(すがわら の みちざね / みちまさ / どうしん、承和12年6月25日(845年8月1日) - 延喜3年2月25日(903年3月26日))は、日本の平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家。参議・菅原是善の三男。官位は従二位・右大臣。贈正一位・太政大臣。

生前の詳細はWikipediaに譲るとして、冤罪により昌泰4年(901年)に左遷され、太宰府で延喜3年(903年)に病没、遺骸を安楽寺に葬ろうとすると葬送の牛車が同寺の門前で動かなくなったため、その地に廟が建てられた(後の太宰府天満宮の鎮座地)。

その後の祟り(と朝廷が考えたもの)とその推移を下記にまとめる。

延喜 9年(909年) 政敵藤原時平が39歳の若さで病死
延喜19年(919年) 勅令により、後の太宰府天満宮が創建される
延喜23年(923年) 醍醐天皇の皇子で東宮の保明親王が薨去
延喜23年(923年) 従二位大宰権帥から右大臣に復し、正二位を贈る
延長 3年(925年) 保明親王の子慶頼王が卒去
延長 8年(930年) 大納言藤原清貫など多くの死傷者が出た清涼殿落雷事件
延長 8年(930年) 清涼殿落雷事件を目撃した醍醐天皇がショックで崩御
天慶 5年(942年) 右京七条に住む多治比文子に託宣、北野天満宮創建へ
天暦元年(947年) 朝廷の意向により、北野天満宮が創建される
永延元年(987年) 北野天満宮で初めての勅祭が斎行される
永延元年(987年) 一条天皇より「北野天満宮天神」の称が贈られる
正暦 4年(993年) 贈正一位左大臣、同年贈太政大臣

菅原道真延喜5年(905年)、醍醐天皇の命により藤原時平らが編纂を始め、時平の死後は藤原忠平が編纂に当たり、延長5年(927年)に完成したのが『延喜式』。その「神名帳」に記載されている神社が式内社だが、こうした時世に神社祭祀の体系化と整備が進められたのは偶然ではないかもしれない。

関東での平将門の乱と瀬戸内海での藤原純友の乱が同時多発で起きた承平天慶の乱もこの頃のこと。およそ、清涼殿落雷事件の後、北野天満宮創建の前。朝廷では、これも道真の祟りととらえたことだろう。そして、将門というまた新たな怨霊を生むことになる。

同じころ、やはり出羽国でも騒ぎが起きている(天慶の乱)。朝廷人による道真への恐怖はピークを迎えたのは想像に難くない。当時の「まつりごと」=政治は、道真鎮魂に文字通り全力を傾けることになる。

こうして、「天神様」として信仰する天神信仰が全国に広まることになる。やがて、各地に祀られた祟り封じの「天神様」は、祟りの記憶が風化するに従い、道真が生前優れた学者・詩人であったことから、学問の神として信仰されるようになり、今に至る。

いわゆる御霊となって、今や日本最強の学問の神様になった、ということ。

日本最強の厄除け・厄祓いの神はスサノヲ、日本最強の縁結びの神はオオクニヌシ、日本最強の食物神はウカノミタマノカミ(稲荷神)、日本最強の先導の神はサルタヒコ、日本最強の開運の神はアマテラス、日本最強の武の神は、タケミナカタ、そして八幡神。

スサノヲのご神徳とご利益 - いろいろな側面のあるスーパースターをざっくり分類してみた
サルタヒコ殺人事件 - 伊勢神宮の創建に関連? 国譲りに匹敵する大和政権のトラウマ?

道真もこの『古事記』由来の神々の系譜の上に存在するのかもしれない。つまり、怨霊の系譜であり、日本最強の御神徳というものは、そういうことを示すと言える。そうすると、八幡神は怨霊の要素が皆無と言える応神天皇でよいのか? という新たな疑問も出てくるわけだが。

八幡神は応神天皇ではない - 九州で顕現したのだから九州と密接に繋がる“天皇”のはず

菅公の代表的な詩歌

此の度は 幣も取り敢へず 手向山 紅葉の錦 神の随に
- 古今和歌集 羇旅歌。小倉百人一首
  関連神社:手向山八幡宮添御県坐神社(歌姫)
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな
- 『拾遺和歌集』。後世「春な忘れそ」とも
  関連神社:菅大臣神社北菅大臣神社
駅長莫驚時変改 一栄一落是春秋
(駅長驚くことなかれ 時の変わり改まるを 一栄一落 これ春秋)
  関連神社:休天神社

日本三大天神 MAP

太宰府天満宮 - 菅公の霊廟である天満宮総本社、初詣の定番は幕末維新の策源地
[説明]北野、太宰府、防府あるいは大阪・小平

菅公聖蹟二十五拝 MAP

北野天満宮 - 通称・北野さん、菅原道真公の天神信仰の中心 梅と牛が特に有名
[説明]京から太宰府へ、そしてまた北野へ

洛陽天満宮二十五社順拝 MAP

菅原院天満宮神社 - 道真生誕の地の伝承地の一つ、「菅公御産湯の井」や癌封じの神
[説明]京都のゆかりの地の順拝

江戸二十五天神 MAP

亀戸天神社 - 江戸期に創建された東の太宰府天満宮、東京の学問の神様最高峰の一社
[説明]江戸時代に江戸で有力視された天満宮

東京の天神さま32社 MAP

湯島天満宮 - 東京最強の学問の神様、元はアメノタヂカラオを祀り、後に合祀
[説明]およそ現代の東京の有力な天満宮

阪急三天神 MAP

長岡天満宮 - 菅原道真の配下が道真自作の木像を持ち帰り創建した、道真が愛した地
[説明]沿線の長岡天満宮、服部天神宮、松山神社

名古屋三天神 MAP

上野天満宮 - 京を追われた安倍晴明一族が創建した名古屋天神、受験合格・除難招福の神
[説明]名古屋市の上野天満宮・桜天神社・山田天満宮

町田三天神 MAP

菅原神社(町田市) - 要衝「井手の沢古戦場」に鎮座する松原の天神、起源は室町期
[説明]東京都町田市、菅原神社・町田天満宮・南大谷天神社

【祀られている神社】
北野天満宮 - 通称・北野さん、菅原道真公の天神信仰の中心 梅と牛が特に有名
太宰府天満宮 - 菅公の霊廟である天満宮総本社、初詣の定番は幕末維新の策源地
防府天満宮 - 道真左遷時の宿泊地、勇壮かつ危険な「裸坊祭」でも知られる学問の神
小平潟天満宮 - 日本三大天神とされる場合もある、福島・猪苗代湖畔にある古社
大阪天満宮 - 天神祭が有名、生前の道真公が参詣した社に借地料を納めて建立

道明寺天満宮 - 国宝「菅公遺品」が伝わる、菅原道真も「故郷」と詠んだ、梅の名称
長岡天満宮 - 菅原道真の配下が道真自作の木像を持ち帰り創建した、道真が愛した地
菅大臣神社 - 菅原道真“東風吹かば”「飛梅の地」、本殿は三間社流造・下鴨神社の旧殿
吉祥院天満宮 - 菅原道真生誕地の伝承がある、菅原家の吉祥天信仰が発祥の菅公聖蹟
福島天満宮 - 左遷途次に旅情を慰めてくれた地を菅原道真が「福島」と名付けた地に鎮座

天満神社(長洲天満宮) - 菅原道真が左遷の道中に足を洗い清めた池、自画像祀る古社
綱敷天満宮(神戸市) - 須磨の浦で航海を中断した際、網の大綱で円座を作り休んだ地
休天神社 - 明石の駅長との「一栄一落 是春秋」で知られる、座って休んだ「菅公踞石」
曽根天満宮 - 左遷途上の菅原道真お手植えの曽根の松と秋祭りで知られる「播磨学神」
大塩天満宮 - 左遷途上の道真が立ち寄り祖神を詣でた地に奉斎される、「毛獅子」が有名

上宮天満宮 - 太宰府に次ぐ、北野より前の天満宮、野見宿禰の墓に止まる天神を祀る神社
菅原院天満宮神社 - 道真生誕の地の伝承地の一つ、「菅公御産湯の井」や癌封じの神
亀戸天神社 - 江戸期に創建された東の太宰府天満宮、東京の学問の神様最高峰の一社
湯島天満宮 - 東京最強の学問の神様、元はアメノタヂカラオを祀り、後に合祀
谷保天満宮 - 東日本最古の天満宮で、交通安全祈願の発祥の地、武蔵国式内論社

平河天満宮 - “宮城に一番近い神社”湯島・亀戸と比肩する、江戸を代表する平河天神
文子天満宮 - 乳母・文子が道真の宣託受ける、北野天満宮の前身、天神信仰発祥の神社
露天神社 - 『曽根崎心中』の舞台である通称「お初天神」、夏祭や二人の慰霊祭も
服部天神宮 - 菅原道真の足病を治した大阪きっての「足の守護」、福娘や梅乙女を公募
錦天満宮 - 京・新京極の「錦の天神さん」、おみくじ自販機や「錦の社の御神水」など

與喜天満神社 - 道真遠祖の出身地・初瀬に鎮座する「日本最古の天神信仰のお宮」
佐太天神宮 - 道真が左遷途次に残した自身の木像と自画像を没後50年ほどで祀り創建
御袖天満宮 - 生前の道真公ゆかり、映画・アニメの聖地でもある、55段の石段ある神社
綱敷天満宮(福岡市) - 綱庭と書かれ、綱場にある、かつては綱輪天神と呼ばれた神社
威徳天満宮 - 金峯山寺、醍醐天皇が道真流罪を冥土で苦悩しているのを聞いた日蔵が創建

北野神社(文京区) - 牛天神、頼朝も吉事に授かる、撫で牛を撫でると願い事が叶う!
菅田天神社 - 甲府の鬼門、武田氏家宝の「楯無鎧」が安置され、相殿に菅原道真を祀る
海津天神社 - 「大野神社」含む三つの式内社に比定される古社、「力士まつり」も
椿原天満宮 - 加賀前田家が城郭の鎮守、産土神として一貫崇敬した、金沢五社の筆頭格
五條天神社 - ヤマトタケル創建の医薬祖神、3年に一度の大神輿渡御がある、下谷天神

西向天神社 - 東大久保村の鎮守社、大久保の天満宮として知られる、江戸期の有力天神
菅原神社(豊島区) - 子安天満宮で知られる巣鴨天神山、戦国期に保坂氏が当地に勧請
氷川神社(千住仲町) - 東都七福神の関屋天満宮、千住七福神の弁財天、5年に一度の大祭
水稲荷神社 - 江戸中最古の冨士塚、眼病と水商売・消防に霊験ある霊水で有名、高田天神
櫻木神社(文京区) - 往古からの「本郷真光寺の天神」、サ・ク・ラ・サ・ク桜木天神

菅原神社(町田市) - 要衝「井手の沢古戦場」に鎮座する町田三天神、起源は室町期
小野照崎神社 - 渥美清が寅さん役をゲットしたご利益で知られる学問の神様、渡江天神
天神社(町田市) - 南大谷天神社と呼ばれる町田三天神の一つ、「幻の虚無僧寺」遺物
鳥越神社 - 都内最大級の千貫神輿が踊る鳥越祭、大船団の水上祭、とんど焼きで有名な古社
石浜神社 - 源頼朝など関東武将の崇敬厚かった橋場・真崎の「神明さん」、石浜天神

徳丸北野神社 - 東京板橋区内最古の天神、1000年を超える「田遊び」の伝統を今に伝える
成子天神社 - 成子・鳴子天神と呼ばれる江戸二十五天神の一社、新宿区内最大の富士塚
北野神社(中野区新井) - 新井薬師の開祖が建立とも伝わる新井天神、例大祭や酉の市
天満神社(八王子市) - 道真真筆と伝わった弥陀経は戦災で焼失、7月の例祭は賑わう
天満社(八王子市) - 鎌倉前期の勧請? 将軍家に武運長久の祈願札を献上、北野村の鎮守

布多天神社 - 奥の雑木林に『ゲゲゲの鬼太郎』が住んでいた神社は、由緒正しい式内社
築土神社 - 将門ゆかりの勝守が有名な勝運と武勇長久の神、日本武道館の氏神、中坂天神
幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
上川神社 - 旭川の鎮守、北海道開拓の守護神と功労者を祀る 境内社に旭川天満宮が鎮座
樽前山神社 - 山霊・木霊・草霊を祀る苫小牧総鎮守、樽前山山頂に奥宮、7月に神輿巡行

天神町北野神社 - 新宿に残る天神町の地名由来、江戸初期頃から天神信仰が盛んな土地柄
日枝神社日本橋摂社 - 寛永年間に創建された山王日枝神社の摂社、茅場町天神・楓川天神
赤城神社(新宿区) - 香取神宮御祭神の親神を祀る、江戸の大社ともされた古社、蛍雪天神
愛宕神社(港区) - 東京23区最高峰26メートル愛宕山に鎮座する火防の神、出世の石段
藏前神社 - 五代将軍綱吉が石清水八幡宮を勧請、相撲と古典落語ゆかり、富坂天神とも

綱敷天満宮(台東区、梅林寺) - 道真の師の作によると伝わる天神尊像を祀る、箕輪天神
北野神社(江戸川区) - 旧伊予田村の鎮守、稲荷と須賀を合祀、6月25日に芽の輪くぐり
松山神社(大阪市) - 左遷途上の道真が感銘を受け詠じた「小松の詩」に由来する天満宮
上御霊神社 - 平安遷都直前に崇道天皇の鎮魂のために創祀、八所御霊、応仁の乱発祥の地
下御霊神社 - 貞観5年の日本初の御霊会、その六所御霊と、和魂・荒魂の八所御霊を祀る

綱敷行衛天満宮 - 綱敷と行衛という二つの天満宮が合併、洛陽天満宮二十五社順拝の一社
朝日神明社(大阪市) - 浪速三神明の東向き朝日神明宮と、皇大神社が明治期に合祀
浜川神社(品川区) - 羽黒修験の厄神大権現、戦前は独特の祈躊の声に近隣の人々が驚く
天道神社(西田町) - 平安遷都前に山城国長岡の悪疫から人々と家畜を守護した厄除けの神
松森天満宮 - 長崎天神、長崎三社の一社、本殿の外囲いの瑞垣の職人尽やクスノキの大樹

新玉津神社 - 藤原俊成が『千載和歌集』を編纂した地に歌姫・衣通郎姫を勧請、文芸の神
北野神社(大田区) - 徳川吉宗の乗馬が暴走した際に落馬を止めた“落ちない”止め天神
大野湊神社 - 拾い上げた猿田彦大神を祀る、戦国期に前田利家が復興、利長が始めた神事能
焼津神社 - 日本武尊の功徳を敬って創建された式内の古社、「東海一の荒祭」で知られる
大井神社(島田市) - 3年に一度の奇祭「帯祭り」、三女神を祀る女性や子どもの守護神

町田天満宮 - 原町田の分村に際して北条氏照が開拓者と相談して創建、町田三天神の一社
北菅大臣神社 - 清少納言が『枕草子』で絶賛した道真の邸宅「紅梅殿」跡、御祭神は父
水火天満宮 - 「水火の天神さん」都の水難火難除けの守護神として醍醐天皇の勅願で創建
神明神社(京都市下京区) - 鵺退治の源頼政が祈願した社、その「やじり」が今に伝わる
安楽寺天満宮(京都市上京区) - 最古の天神の可能性、道真ゆかり神人の御供所の第一

火除天満宮 - 戦国時代に太宰府の老神官が京都で創祀、戦火を奇跡的に避ける火除けの社
松島神社(中央区) - 鎌倉期の創建、稲荷神だが御祭神は実に14柱、「良夢札」が人気
菅原神社(板橋区) - 旧成増村の鎮守・成増菅原神社、里神楽に、10月は成増天神まつり
菅原神社(世田谷区) - 1665年に寺子屋を開業して創祀、9月の例祭や5月の弁天まつり
深志神社 - 武の神・松本城の鎮守、「深き志しの天神さま」としての学問の神、宮村宮

小金井神社 - 小金井の里の総鎮守である天満宮、9月下旬の例祭では山車巡行や弓道体験
滝宮天満宮 - 道真が祈祷した「滝宮の念仏踊」が伝わる讃岐の学問の神、ロマンス伝承も
天神社(東久留米市) - 黒目川の清流にそって鎮座する湧き水でも有名な柳窪天神社
天神社(小金井市) - 1747年創建の関野天神社、正月には彩色画のうぐいすがなく伝承
潮江天満宮 - 道真の嫡男・高視が、薨去2年後に遺品を創祀、高視はこの地で死去の伝承

川上天満宮 - 鎌倉期から南北朝期にかけて北野天神を勧請した島津家久崇敬の鹿児島三社
新川神社(富山市) - 白鷹の伝承が残る、新川郡・新庄村の地名の由来となった御祭神
総社神社(小浜市) - 木の神? 国府跡は未発見も地名と社号から若狭国総社とされる古社
家島神社 - 神武天皇や神功皇后が天神を祀り、道真も参詣した、瀬戸内海の交通の要衝
寶來山神社 - 奈良時代創建の八幡宮、高野山とのかかわり深く、本殿や絵図が重要文化財

水田天満宮 - 鎌倉時代創建の太宰府に次ぐ九州第二の天満宮、神紋はハート型の恋木神社
梅園身代り天満宮 - 「身代わり」のご利益、撫で牛は病気平癒や知恵、長崎市の梅の名所
桜天神社 - 織田信秀が北野を勧請、加藤清正とゆかりの井戸、名古屋ど真ん中の時分鐘
大野神社(栗東市) - 滋賀県最古の楼門、男性アイドルグループ「嵐」の聖地
松本神社(白山市) - 御祭神は菅原道真、古くから松本の産土神で天満社とも

錦山天満宮 - 創祀は明治中期、20世紀後半に太宰府天満宮を勧請した北海道江別の天神さま
櫛原天満宮 - 源頼朝による創建とも、太宰府天満宮の真南22キロに鎮座、癌封じのお守り
朝日森天満宮 - 冤罪を太宰府天満宮に祈念して救われて勧請された学問の神・佐野の氏神
山田天満宮 - 尾張藩が学問祈願所として勧請、境内社に金運の金神社と良縁の御嶽神社
上野天満宮 - 京を追われた安倍晴明一族が創建した名古屋天神、受験合格・除難招福の神

飯神社 - 『古事記』国産みに記載される讃岐そのもの国魂神を祀る式内古社、獅子舞など
北野天神社(所沢市) - ヤマトタケルが創建した式内三社とも、前田利家お手植えの梅
三吉神社(札幌市) - 市中心部、明治初期に秋田県の太平山三吉神社を勧請、5月に例祭
本村神社(熊本市) - 奈良期に創建された、日本で唯一、味噌にご利益がある味噌天神
萩原菅原神社 - 征西将軍が勧請した天満宮、加藤氏の再興、細川忠興が現在の地に遷座

北野天満宮(久留米市) - 京の北野の代官所、10月には北野おくんち行列、カッパ伝承も
梅林天満宮 - 熊本玉名、900年の歴史ある流鏑馬、道真の遺骨が伝わる「太宰府第一分霊社」
安久美神戸神明社 - トヨッキーのモデル、徳川家康も参観した奇祭鬼祭が有名な伊勢神領
生身天満宮 - 菅原道真の存命中に生祠として奉斎した「日本最古」、歴代領主からの崇敬
綱敷天満宮(築上町) - 浜の宮と呼ばれる天神、例年2月にしいだ梅祭り、豊前神楽奉納

十島菅原神社 - 「とおします」で人気の天満宮、安土桃山期の本殿が重文、スギやカヤ
山崎菅原神社 - 平安時代に太宰府を勧請した山崎天神、イチハラヒロコの「恋みくじ」も
手取天満宮 - 江戸前期に創祀、度重なる火難・戦災をくぐり抜けた火防の菅公天神を奉斎
栗山天満宮 - 9月25日の例大祭は松前神楽や御神輿渡御、道内屈指の300もの露店が出店
古熊神社 - 菅原道真の子が父を慕い太宰府に向かう途中で亡くなった地、天神祭と福部祭

飛騨天満宮 - 父の訃報に触れた道真の三男が創祀、金森家の崇敬と石造鳥居、徳兵衛獅子
菅原神社(伊賀市) - 400年の伝統を支える「上野天神祭」、芭蕉が処女作を奉納した社
桜岡神社(宇佐市) - 四日市地区450年の伝統的祭典が根付く蛭子宮、12月にえびす祭り
輪島前神社 - キリコ祭り、奇祭の面様年頭や恵比寿講祭、祝祭歌「輪島崎まだら・あのり」
卯辰神社 - 幕末に加賀藩主が卯辰山開拓に際して兼六園にあった竹沢御殿の天満宮を移築

於保多神社 - 鎌倉期創建の「富山の天神様」、富山藩主前田家に崇敬され、3藩主を合祀
福良天満宮 - 秀吉の難を逃れ山口から臼杵に遷座した天神、7月下旬に3日間の夏季大祭
加納天満宮 - 室町期に沓井城の守護神として創建、山車曳航の天神祭を平成の世に復活
綱敷天満神社(今治市) - 燧灘で嵐に遭った道真を救った宮司の祖と村人たち、梅の名所
宮園神社(日田市) - 津江神社、春の的ほがし祭りと秋の麦餅つき祭り、日田杉のスギ並木

弘前天満宮 - 大正期に全国18位とされた枝垂れ桜、文珠菩薩を併祀する、もとの大行院
牛嶋天満宮 - 道真から16代の子孫が平安末期に創建、佐賀城の鬼門に遷座、江戸期の社殿
菅原神社(薩摩川内市東郷町藤川) - 西郷隆盛の愛犬ゆかり、天然記念物の臥龍梅が有名
荒平天神 - 鹿児島鹿屋市、海岸から海に突き出した岩山に建立、満潮時には海に浮かぶ
荏柄天神社 - 源頼朝・徳川家康が社殿を造営した鎌倉を代表する学問の神、10月に絵筆塚祭

華下天満宮 - 高松市最古の神社「古天神」、高松城の鎮守神となって「北向天神」に
中野天満神社 - 独特な形態の近代的3層鉄筋社殿、戦前は広大な社地、高松の「大天神」
老松神社(桂川町) - 大国主命と少名毘古那が逗留した地の土師庄鎮守、春秋に獅子舞
上津天満宮 - 旧正月初子の日に高良大社と「子の日の松」、境内に式内豊比咩神社の論社
梅安天満宮 - 拝殿の前には一対の鷽の石像、7月にうそ替え神事、梅の名所で2月が見頃

宇閇神社(岡田下) - もとは因幡国一宮の宇部神社を勧請、今は「岡田の天神さん」
榎社 - 太宰府朱雀、菅原道真が晩年を過ごした地、9月22日はどんかん祭り御旅所に
水鏡天満宮 - 道真が水面に移る自身のやつれ姿を見て嘆いた地、福岡市の天神の由来
菅原神社(船場町) - 道真が左遷途上で企救の浦を賞でた地、小倉府内の氏神
菅原神社(戸畑区) - 道真が左遷途上に宿をとった天籟寺、境内には天神の水

松舘菅原神社 - 秋田鹿角市、無実の罪で困った人の夢枕に立ち、解決した菅原道真の霊
大野天満宮 - 平将門が創建した天満天神宮、有名な「はひふへ本光寺」の境内社
和多都美御子神社 - 明治期に式内社名に変更、式内由緒のない、道真を祀る天神・天満宮
若久住吉神社 - 神代の鎮座、神功皇后が凱旋後に建立、大正期に天神を合祀、式内論社
九木神社 - 九鬼水軍ゆかりの地に鎮座する、南北朝期創建の天神、樹叢が天然記念物

天神社(妙高市) - 親鸞聖人袈裟掛の松と、天然記念物の大スギ、「天神の森」の信仰
菅原神社(栢野町) - 樹齢2300年・樹高54メートルの大杉、山中温泉随一のパワースポット
長草天神社 - 愛知大府、2月25日直前の日曜日の例祭がどぶろく祭り、室町期から続く伝統
穴澤天神社(稲城市) - 第6代孝安天皇の時に創建、崖下の洞窟に著名な湧き水、獅子舞
平群天神社 - 南北朝期に京都北野を勧請、平群九邑の鎮守、10月に神輿と屋台

菅生神社(堺市) - 中臣氏の菅生氏、中世に天神信仰「菅生天満宮」、江戸前期の本殿
菅原天満宮(奈良市) - 土師菅原氏の居住地域、付近に関連古墳、道真の出生地との説
斑鳩神社 - 平安期創建、法隆寺鎮守四社の随一、10月に巨大ふとん太鼓が曳行
柳原天神社 - 左遷の際に道真が上陸して詠じた地、兵庫七福神の布袋、夫婦いちょう
尼崎戎神社 - 平安期の創祀「尼のえべっさん」、1月の十日戎、大マグロに硬貨

土生神社 - 白河上皇駐蹕の祉に北野を勧請、10月にだんじり曳行、古式の神事
岡崎天満宮 - 宮中の祟りを奉斎して創祀、江戸期に菅原道真を勧請、梅園や9月例祭
北野天満神社(神戸市) - 福原遷都で北野を勧請、港の見える丘から神戸を眺めてきた社
河内国魂神社 - 五毛天神、摂津に鎮座する河内国の国土神として出雲神を祀る式内社
岩津天満宮 - トヨタグループ創祀者も参拝した病気平癒の芭蕉天神、中興の服部長七

鴨神社(高槻市) - 鴨氏の創建、継体御陵近くに鎮座する「三島」の大元、町名の起源
走水神社(神戸市) - 宇治川の渦と水害「はしうど」、道真が左遷時に立ち寄った地
板宿八幡神社 - 左遷の道真の宿を板で作り歓待、飛松、得能山からは4世紀古墳
天満神社(橿原市) - 目原川と真目原という禁足地、式内「目原坐高御魂神社」の論社
八尾天満宮 - 桃山期に創建、片桐且元が造営、境内・八尾戎神社の八日えびす

田端神社(杉並区) - もとは室町期創建の北野天神、明治期に合祀、足腰痛にご利益
鸕宮神社 - 奈良の東大寺二月堂や正月堂にゆかりの鵜宮天神、11月秋祭り
水祖神社(港町) - 来島の中央高官を慰霊、山中鹿之助が祈願、みのはらの天神さん
氷川神社(豊玉南) - 鎌倉時代からの神域、江戸後期の旧拝殿、江戸期の神輿
天満宮(赤土町) - 式内社「立野神社」の旧地候補、江戸期に天神が奉斎される

屯倉神社 - 道真伝説と等身大の御神像、境内に中臣酒屋連の式内・酒屋神社
乎疑原神社 - 元祖天神・少彦名命を奉斎する社に道真を合祀、天神を混同
阿保神社(松原市) - 太宰府流罪の阿保親王・菅原道真ゆかり、御神木の楠
船待神社 - もとは塩穴天神社、道真が腰掛け、松を植えた、9月ふとん太鼓
萩原神社(堺市) - 荻原天神、「太陽の道」日置、10月だんじり、1月に十日戎

河上神社(洲本市) - 奈良期からの神職、道真が地名に感銘して参拝、春祭りとイブキ
菅原神社(上越市) - 境内には古墳群や縄文遺跡、飛鳥朝創建の菅原天神、延喜式内
綱敷天神社 - 嵯峨天皇を奉斎、道真が綱に座り梅を照覧した地、梅田キタの起源
菅原神社(堺市) - 菅原道真自作の木像、ふとん太鼓、十日えびす、ホタル観賞
矢奈比賣神社 - 国史記載の見付天神、旧暦8月の裸祭、つつじ公園と霊犬悉平太郎

三先天満宮 - 江戸後期に開発成功祈願で創祀、7月に夏祭り、牛の形をした霊石
津秦天満宮 - 菅原道真が立ち寄った「千早の杜」、樹齢1000年の楠や四季の花々
田島神社(大阪市) - もとは道真、後に少彦名命が主神の天神社、眼鏡レンズ発祥
東北野神社 - 寛永寺で獅子舞披露記念で創建、「鹿浜の獅子舞」発祥の地、東天神
八瀬天満宮社 - 道真の師が勧請「管公腰掛石」、5月八瀬祭、10月赦免地踊り奉納

天神ノ森天満宮 - 豊臣秀吉が絶賛した天下茶屋、祈願した安産の神、7月には夏祭り
旦椋神社 - 栗隈の地に祀られた天神、戦国期に焼失・合祀・復興、その際の本殿
菅原神社(大阪市) - 生い茂るカキツバタを菅原道真が愛でた、鬼門・方除けの社
淀川天神社 - 天平年間に行基が勧請・創建、国分寺の鎮守、現在は天満宮とも
岸和田天神宮 - 南北朝期に八坂神社を勧請、江戸中期に天神を合祀、だんじり祭り

菅原神社(岸和田市) - 「くず家36軒」産土神の春日社、北野を勧請、だんじり祭り
上新田天神社 - 千里天神、江戸中期の本殿、1月14日に無形民俗文化財のとんど祭
池尻天満宮 - 平安前期に大宰府を勧請、室町期に創建、元禄期本殿とオガタマノキ
畑天満宮 - 平安期の創建、板碑や燈籠、10月伝統の秋祭り、勇壮な神輿の宮入
助松神社 - 南海線の北助松駅前すぐ、奈良期の創建、境内で東天紅鶏放し飼い

畑山神社 - 市内最古の梶原寺跡、交通の要所「神南備の杜」近く、多宝塔や楠
天乃神社(守口市) - 南詢寺の隣、四條畷の戦いで楠木正行が本陣、桃山期の旧本殿
西郡天神社 - 錦織連の居住地、西郡寺・錦織寺の跡、錦織氏の祖神の出雲の神々
萱島神社 - 京阪本線萱島駅の高架下に鎮座、駅のホームを貫く御神木のクスノキ
友呂岐神社 - 南北朝期創祀の八幡、明治に合祀、徳川家康以来の御弓式行事を継承

国安天満神社 - 飛鳥朝の創立、天満大池と道真の伝承、10月に神輿を池に投げ込む
御厨神社 - 神功皇后が兵糧を集めた地、道真が上陸、宿をとり、松植えた天満宮
綾瀬北野神社 - 戦国期創立の綾瀬天神、天神・稲荷・第六天・八幡を合併、庚申塔
浜宮天神社 - 道真が植樹した鹿児の浜松・賀古の松原、10月例祭で神輿など行列
粟津天満神社 - 道真伝承残り江戸初期に創建、大正期勧請の戎神社では1月に十日戎

三箇菅原神社 - 江戸前期には存在、江戸中期の奉納神刀、10月秋祭は巨大だんじり
御領菅原神社 - 集落の中心に鎮座する鎮守、一年神主など開拓11軒で宮座を構成
諸福天満宮 - 江戸初期の勧請創建、平成の世に改称、10月に2台のだんじり合わせ
千代田神社(河内長野市) - 平安期の菅原道真像など、10月だんじり祭り、7月天神祭
北野八幡神社 - 平安期の創建、もとは飯綱さま、今は光が丘の氏神で北野八幡さま

北野神社(松が丘) - 片山北野神社とも、太田道灌が参拝、「おびしゃ」神事
菅原神社(阪南市) - 道真と素戔嗚命を祀る、10月にやぐら祭り、境内に牛神社
倉垣天満宮 - 平安期に北野を歌垣山山頂に勧請、桃山期に現在地へ、大イチョウ
忠岡神社 - 源平期の伝説、金運上昇の御神木「みいさん」、句碑、秋にだんじり
白幡菅原神社 - もとは白旗神社、明治に伊豆美神社と調整して、猪方の総鎮守に

新川天神社 - 江戸前期に現在地に遷座、新川宿分の鎮守、新川囃子を再興・保存
安井神社 - 安居天満宮、飛鳥朝の創建とも、菅原道真が休息、真田幸村最期の地
元徳稲荷神社・綱敷天満神社 - 下屋敷があった熊本藩細川家が勧請、後に天神様合祀
菅原神社(鴬原神社) - 江戸初期の勧請、明治復興、トンカラリンと奇妙な狛犬
東根北野神社 - 柿の木坂、通称天神坂に鎮座する小さな神社、江戸中期銘の神像

岡村天満宮 - 鎌倉期の創建、七杉山社などを合祀、石牛、「ゆず」のふるさと
永谷天満宮 - 道真自作の御神体の一つ日本三躰、江戸期には出開帳、将軍も奉拝
打越天神北野神社 - 打越天神、元禄期の如意輪観音講塔と二基の庚申塔、7月盆踊り
西町天神北野神社 - バス停「中野天神前」の西町天神、住民手当の大イチョウ
比良天満神社 - 北野天満宮の創建に関わった比良宮とも、神将形立像や観音堂

水祖神社(八田) - 慶長期に分村の産土、港町の元宮・旧地とも、分社とも
横田神社(総社市) - もと式内、桃山期に天神宮として再興、江戸後期の社殿
江沼神社 - 加賀大聖寺藩主の邸内天満天神、庭園や竹涇館、三天神・三社参り
鞍岡神社 - 平安中期に北野天満宮を勧請した天神・天満宮、江戸中期再建の本殿
菅原神社(宝達志水町) - 平安期の勧請、前田利家の崇敬、江戸初期から三十三年祭

小松天満宮 - 小松城の鬼門に創建、重文の社殿、十五重の石塔、平成に浮島化
神島天神社 - 南北朝期の創建、式内論社を合祀、9月に神島天神祭で御渡り行事
烏森天神社 - 式内・針名神社の可能性、新開拓・伊勢神宮の御厨の頃から奉斎
伊射奈伎神社(おおい町) - もと天満宮・天神社、ツガ・ウラジロガシ・サカキなど
天神社(若狭町佐古) - 不詳の式内社「山都田神社」の参考社、山王社と奉斎

天神社(若狭町相田) - 江戸後期に1000年祭、大椎大権現とも、4月2日に王の舞
藤井天満神社 - 4月2日前後の日曜日に12歳までの子供の王の舞、獅子舞も
天満宮(若狭町海士坂) - 4月第1日曜日の春祭りで王の舞、浦安の舞と獅子舞も
闇見神社 - 若狭耳別の祖の母、倉見庄の総鎮守、4月に県指定の神事・奇祭
潮津神社(加賀市) - 天神さん、陸と海の交通の要所、潮の満ち引きから安産の神

高天神社 - 土師氏の祖神、中世に高天神城の守護神、3月火縄銃など例祭
仲神社(松崎町) - 旧那賀郡の中心的な社、伊那上神社に合祀で高根明神、復社
天満神社(野原八幡町) - 「のはら」はもと「やはら」で、式内・笶原神社の論社
御井神社(豊岡市) - 比遅井に奉斎された水田のための井戸の神、近世は天満宮
日置神社(生坂村) - 白鳳期の創祀、天神縁起や金比羅社、神鏡、太陽信仰の紋

加悦天満宮 - 江戸中期本殿と鎌倉期の石燈籠、頂上に式内論社の吾野神社が鎮座
比佐豆知菅原神社 - もとはヒサツ畑、草生城築城で遷座、鎮護の草生天神、3月天神祭
松下社(伊勢市) - 式内・神前神社の旧地とも、牛頭天王祀る蘇民の杜、大クス
太部古天神社 - 川邊総社、4月祭礼で江戸期以来のパントマイム「酒買い儀式」
登知為神社 - 戦国時代まで郷一帯の総社、毎年5月5日に男子が巡回する花山行事

【主な御神徳(ご利益)】
学業・受験合格病気平癒

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