「けんか梵天」が有名な山の神で、力・勝負・破邪顕正を司る力強い神
[住所]秋田県秋田市広面赤沼3
[電話]018-834-3443

太平山三吉神社(たいへいざんみよしじんじゃ)は、秋田県秋田市にある神社。太平山の麓に里宮が、山頂に奥宮がある。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。「みよしさん」「さんきちさん」の総本社。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。

社伝によれば白鳳2年(673年)、役小角が創建したという。その後、延暦20年(801年)に征夷大将軍坂上田村麻呂が戦勝を祈願して社殿を建立し、鏑矢を奉納したという。

中世を通じて薬師如来を本地仏とする修験道の霊場として崇敬され、近世には秋田藩主佐竹氏からも社領を寄進され、現在の里宮は八代曙山佐竹義敦の建立である。戊辰戦争では奥羽鎮撫総督 九条道孝の祈願所となった。

現在も東北地方を中心として全国に三吉神社が祀られ、太平山講、三吉講も広く分布している。

御祭神は、大己貴大神少彦名大神、三吉霊神(みよしのおおかみ)。三吉霊神は、藤原三吉(鶴寿丸)が神格化されたものと伝わる。力、勝負、破邪顕正を司る神。

藤原三吉は不詳だが、室町時代の太平城主。近くの豪族の襲撃にあった後、太平山に一人逃げ、山の神に仕えて修行を積むうちに、様々な能力を身につけて自らも神になったという。

1月17日は三吉梵天祭(ぼんでんさい)、5月8日が春の例大祭。7月17日が開山祭で、御神体が里宮から奥宮(太平山山頂)へ遷る。8月8日が講社大祭で、9月17日が閉山祭であり、御神体が奥宮から里宮へ遷る。10月17日が秋の例大祭。

特に当社の梵天祭は、力の神にあやかろうと威勢よく先陣を競い、境内を激しくもみあいながら奉納する勇壮さが大きな特徴で、その力強さから「けんか梵天」とも呼ばれる。毎年約80本もの梵天が奉納され、秋田の冬の風物詩として知られる。

境外社にいずれも秋田市で、木曽吉山神社(太平八田字矢櫃、中岳山頂。御祭神:金山比古神金山比売神)、神仙山神社(同、前岳山頂。御祭神:事代主神大綿積神猿田彦神)、また、仁別字務沢にあり、御祭神が火産霊神と祓戸神である御手洗神社、御滝神社がある。

【ご利益】
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太平山三吉神社 - 「けんか梵天」が有名な山の神で、力・勝負・破邪顕正を司る力強い神
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太平山三吉神社の御朱印