埼玉郡の総鎮守で久伊豆神社の総本社、藤やあじさい、紅葉、神楽で有名
[住所]埼玉県加須市騎西552
[電話]0480-73-6022

玉敷神社(たましきじんじゃ)は、埼玉県加須市騎西にある神社。埼玉県の元荒川流域を中心に数多く分布する久伊豆神社の総本社的存在である。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 埼玉郡「玉敷神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社

社伝によれば、大宝3年(703年)、東山道鎮撫使・多次比真人三宅磨によって創建された。一説には、第13代成務天皇6年(136年)、武蔵国造・兄多毛比命の創建ともいう。主祭神は大己貴命

元は現在地の北方の埼玉郡正能村(現 加須市正能)に鎮座していた。天正2年(1574年)、上杉謙信が武蔵に出兵した際に兵火にかかり、社殿を焼失した。

この時、古文書・社宝なども焼失したため、それ以前の歴史については不詳。江戸時代に埼玉郡根古屋村(現 加須市根古屋)の騎西城大手門前に再建された後、寛永4年(1627年)ごろに現在地に遷座した。

江戸時代までは「久伊豆大明神」とも称されており、埼玉郡の総鎮守として尊崇されていた。

神楽が「玉敷神社神楽」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。年4回の公演がある。また、藤やあじさい、あるいは秋の紅葉などの名所。

「玉敷神社の藤」として県の天然記念物に指定されている。樹齢約400年と推定され、境内の東側に隣接する神苑に所在。開花時期は見物客で賑わう。

なお、本社が総本社とされる久伊豆神社には、代表的なものに、さいたま市岩槻区のものや、越谷市のものがある。

なお、境内社に宮目神社がある。やはり式内社の論社。他の論社に、熊谷市高本の高城神社、宮代町姫宮の姫宮神社、久喜市菖蒲町の神明神社がある。

【ご利益】
縁結び
玉敷神社 - 埼玉郡の総鎮守で久伊豆神社の総本社、藤やあじさい、紅葉、神楽で有名
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玉敷神社の御朱印