読み:うさじんぐうほんでん
員数:3棟
種別:建造物の部 近世以前/神社
時代:江戸末期 安政2年-文久元年(1855年-1862年)
重文:1907.05.27(明治40.05.27)
国宝:1952.11.22(昭和27.11.22)
都道府県:大分県
所在地:宇佐市大字南宇佐
所有者:宇佐神宮
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宇佐神宮の本殿は、西から第一、第二、第三の順に並立する。現在の本殿は安政2年(1855年)から文久元年(1861年)までの間に造立されたものであるが、八幡造の古制をよく残している。

すなわち各殿は内院と外院の二つの建物を前後に連ね、軒の接するところに金銅の樋をわたして内院、外院の間を造合の間として内部に取り組む。

したがって平面をみると、正面三間、奥行四間の建物のようであって、外院と造合の間は床をひと続きにし、内院の床はそれより一段高く張られる。

両院の四間に高欄付の縁をめぐらし、外院の正面中央に階段を設ける。

神座は内院のなかにつくられるが、外院にも御倚子をおくので、ここも神殿とみなされる。
国宝「宇佐神宮本殿」(大分県宇佐市)
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