秦河勝ゆかりの川勝寺近く、松尾祭の御旅所の一つ、松尾三宮社
[住所]京都府京都市右京区西京極北裏町16
[電話]075-871-5016 - 松尾大社

三宮神社(さんのみやじんじゃ)は、京都府京都市右京区西京極北裏町にある神社。松尾大社の境外末社。松尾三宮社、三ノ宮神社、三ノ宮社とも。松尾祭で、松尾大社の境内社であり、松尾七社の一社である三宮社の御旅所となる。御朱印の有無は不明。

秦氏の有力者である秦河勝ゆかりの川勝寺の近くにあり、当社自身も河勝(川勝)に由来を持つともされる。ただし、松尾大社では、当社の創建を飛鳥時代の大宝年代(701年-704年)としており、河勝の時代(7世紀中頃から後半)よりやや遅い。ただし、松尾大社自身、秦氏との密接なつながりを公言している神社ではある(参考)。

もともと玉依姫命(タマヨリ)を祀っていたが、その後、大山祇神(おおやまつみのかみ)と酒解神(さかとけのかみ)を合祀したという。三宮はこの三柱の御祭神に基づくとの説もある。

梅宮大社などでは、大山祇神と酒解神は同一神とされるが、山と酒の神で、まさにこの二柱は、祭神は異なるものの、松尾大社本社を示しているとも言える。

川勝寺地域(現 葛野七条付近一帯)の産土神であり、一説に、当社御祭神の玉依姫命は、松尾大社本社の御祭神である大山咋神の妻だという。

一般的にタマヨリは、初代神武天皇の母とされ、その夫はウガヤフキアエズとされるが、多面的な神であり、時に賀茂別雷神社の御祭神である賀茂別雷大神の母ともされる。

その場合、賀茂別雷大神の父は「丹塗矢」であって、これが大山咋神と時に同一視される場合がある。当社の由緒もこのことを言っていると思われる。

しかし、大山咋神と玉依姫命が夫婦関係であれば、松尾大社本社には、夫・大山咋神と、妻とは別の女神である中津島姫命が祀られ、後述の衣手神社には、妻・玉依姫命と、大山咋神の兄弟である羽山戸神が祀られていることになる。

松尾祭においては、川勝寺三宮社神輿などと称して、当地を賑やかに巡行する。

なお、同じ右京区西京極の東衣手町に、やはり松尾大社ゆかりの、時に三宮神社と呼ばれる神社があるが、こちらは当社と同じく松尾大社末社の衣手神社であり、当社とは別のもの。

【ご利益】
山城地方開拓の神、安産・子育て、酒造
三宮神社(松尾大社末社) - 秦河勝ゆかりの川勝寺近く、松尾祭の御旅所の一つ、松尾七社
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