「お水取り」が盛んな渾々と湧き出る神水、深谷城の裏鬼門の守護神
[住所]埼玉県深谷市西島5-6-1
[電話]048-571-0741

瀧宮神社(たきのみやじんじゃ)は、埼玉県深谷市西島にある神社。御祭神は天照大御神豊受大御神彦火火出見尊。参拝すれば、御朱印を頂ける。

深谷市の中心地は南を流れる荒川、そして櫛引台地と北の利根川・小山川によって形つくられた妻沼低地からなっている。

鎮座地は台地と低地の境目に位置し、秩父山地に降る雨は荒川の流れとなり、台地の地下深くに浸透し湧き水となって台地の北端にあるこの地に現れ、境内の池はその湧水の一つ。

豊かな湧水は人畜の飲料に、また田畑を潤す用水に使用され、 多くの幸を授ける源を神から戴いた清浄な地として、いつしか「瀧の宮」と称し、当社が創建された。

深谷の地が関東地方を経営する上で大切な要害と悟った上杉氏は康正2年(1456年)、深谷城を築くと城の西南に位置する当社を坤門(裏鬼門)の守護神として崇敬すると共に、この湧水を城の堀に引き込み、活用した。

寛永11年(1634年)、太平の世になると深谷城は廃されたが、深谷は主要街道の一つ「中山道」の宿場町として栄え、 当社は仲町・本町・西島の鎮守「瀧宮大明神(たきのみやだいみょうじん)」あるいは「大神宮瀧宮(だいじんぐうたきのみや)」 として崇敬された。

明治までは瀧宮山正覚寺が別当として祭祀を預かっていた。

開発が進む深谷市の中心街にあり、太古の昔から営々と湧き出ずる真清水(御霊水)は人々の生活と心を潤し、森を育み特に桜の名所として沿線の住民の憩いの場として親しまれ、「埼玉の自然100選」に続き「深谷新八景」にも選定されている。

現在もこの霊水は「お水取り」と称し、多くの参拝者が汲んでいく。11月3日が例大祭で、12月5日に酉の市が開かれ、熊手の露天が出店する。

【ご利益】
家内安全・家運繁栄・起業成就・縁結び、合格・学業成就、身体健全、心願成就など

五穀豊穣をはじめ幸々を授け給うことから、家内安全・家運繁栄・起業成就・縁結び、合格・学業成就、身体健全、心願成就ほか安産、 初宮参り・七五三参り等の人生儀礼の 幸福を招く御神徳と 森羅万象は九星気学の運行によって定まるとされていることから、 深谷城の裏鬼門を守護する神として崇敬され、城を満たした神水の霊力から悪事災難を防ぎ止める神様と仰がれ方位・方災除け(八方除) ・厄除け・交通安全・業務安全・病気平癒などの 災いを除ける御神徳が挙げられます。このような事から瀧宮大明神(たきのみやだいみょうじん)と称えまつる広大無辺なる御神徳によって「災いを転じて福となす」との信仰が、ここにあるわけであります。公式HP
瀧宮神社(深谷市) - 「お水取り」が盛んな渾々と湧き出る神水、深谷城の裏鬼門の守護神
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瀧宮神社(深谷市)の御朱印