新宿ど真ん中にある東京有数のパワースポット、男女和合に酉の市
[住所]東京都新宿区新宿5-17-3
[電話]03-3209-5265

花園神社(はなぞのじんじゃ)は、東京都新宿区新宿にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、「新宿総鎮守」などとある御朱印を頂ける。

新宿の街の中心にあり、十二社熊野神社とともに新宿総鎮守として、江戸時代に内藤新宿が開かれて以来の、街の守り神として祀られている。

倉稲魂命(花園神社)・日本武尊(大鳥神社)・受持神(雷電神社)の三柱の神を祀る。

創建の由緒は不明だが、徳川家康が江戸に入った天正18年(1590年)にはすで存在しており、大和国吉野山よりの勧請と伝えられている。

その後、当地に内藤新宿が開かれるとその鎮守として祀られるようになった。

もとは現在地よりも約250メートル南にあったが、寛政年間(1789年-1801年)、その地を朝倉筑後守が拝領し、その下屋敷の敷地内となって参拝ができなくなった。

氏子がその旨を幕府に訴えて、尾張藩下屋敷の庭の一部である現在地を拝領し、そこに遷座した。

そこは多くの花が咲き乱れていた花園の跡であることから、花園稲荷神社と呼ばれるようになったと伝えられる。

また、真言宗豊山派愛染院の別院・三光院の住職が別当を勤めたことから三光院稲荷とも、地名から四谷追分稲荷とも呼ばれた。

明治に入ると村社に列したが、その際、名称は単に稲荷神社となった。一説には届出の際に「花園」を書き忘れたという。

大正5年(1916年)1月25日に東京府知事に対し改名願を出し、同年2月26日に許可され花園稲荷神社に改称した。

昭和3年(1928年)、現新宿四丁目にあった雷電稲荷神社(雷電神社とも。受持神)を合祀、郷社に昇格した。

昭和40年(1965年)、現在のコンクリート製の本殿に建て替えられ、その際に末社・大鳥神社(日本武尊)を本殿に合祀し、社名を現社号に改めた。

当社は境内社が著名であることも知られる。境内社には、芸能浅間神社(木花之佐久夜毘売)と威徳稲荷神社がある。

芸能浅間神社は、新宿の芸能の神として、多くの芸能人や芸能人希望者の参拝が後を絶たない。威徳稲荷神社は、性器崇拝の神社の一社で、新宿及び東京の縁結び、男女和合の強力なパワースポットとして認知されている。

例祭は、5月28日に一番近い土・日・月曜日。新宿ど真ん中にもかかわらず、当社周辺一帯は神輿渡御で賑わう。

また、日本武尊の命日にちなむ、11月の酉の日に行われる酉の市でも知られる。毎年60万人が訪れるという、師走を迎える新宿に欠かせない風物詩となっている。

朱塗りの鮮やかな社殿は、参拝客の他、休憩場所や待ち合わせ場所としても使われ、敷地内では各種劇団による催し物などが定期的に開かれ、新宿の街の文化の一翼も担っている。

【ご利益】
厄除、商売繁盛、諸災防除、良縁祈願、学業成就、ヒット祈願など(公式HP
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