妙見信仰の総本山、900年近く続く妙見大祭「だらだら祭り」が有名
[住所]千葉県千葉市中央区院内1-16-1
[電話]043-224-2211

千葉神社(ちばじんじゃ)は、千葉県千葉市にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。また、妙見信仰と絡めた、星空をあしらった御朱印帳もある。

妙見本宮、千葉大妙見とも。妙見さん、と親しまれている。主祭神は北辰妙見尊星王(天之御中主大神)。相殿に経津主命日本武尊を祀る。

千葉氏の守護神である妙見菩薩を本尊とする寺院(千葉妙見宮)として建立され、千葉氏の祖平忠常の子覚算大僧正によって伽藍が整備されたと伝えられる。

以降千葉宗家のみならず千葉氏一族の信仰が篤く、千葉氏宗家の元服は代々この寺で行われた。また、千葉常胤の案内で同寺を参拝した事で知られる源頼朝からも手厚く保護されていた。

千葉妙見宮には本来、妙見菩薩とともに養和元年(1181年)に千葉常胤によって鶴岡八幡宮から勧請された八幡神が祀られていた。

当初は八幡神が弓箭神とし、妙見菩薩は鎮守・産土神・農耕神的な役割を担っていた。

しかし、千葉氏の一族が多数連座した宝治合戦で一族が動揺した時期(13世紀中期)に一族の団結を維持するために従来の八幡神に代えて、妙見菩薩に弓箭神の要素を加えた。

妙見菩薩は、千葉氏を含めた房総平氏において独自の篤い信仰を受けており、千葉氏が妙見菩薩に庇護された存在であることを強調する「妙見説話」が形成された、という。

その集大成が『源平闘諍録』であり、後世に千葉妙見宮(当社)を描いた縁起絵巻にも反映されている。現在も末社の一つに八幡神社があるのはその名残である。

天正19年(1591年)、徳川家康が関東に入部し、この寺を参詣して寺領安堵ならびに太刀一振を寄進したとされ、同時に朱印地200石と10万石の格式が与えられた。

江戸時代には北斗山金剛授寺尊光院と称する真言宗の寺院であったが、明治初年(1868年)の神仏分離によって神社となり、本尊も御祭神に改められた。

ただし、妙見菩薩と天之御中主大神は長年神仏習合によって同一とみなされてきた経緯があり、今日でも当社が日本有数の「妙見信仰」の中心とされてきていることには変わりがない。

毎年8月16日から1週間、「妙見大祭」が行われる。通称「だらだら祭り」。平安時代後期の大治2年(1127年)から続く祭典。

日本プロサッカーリーグであるJリーグのジェフユナイテッド千葉が必勝祈願を行う神社である。

【ご利益】
厄除開運、八方除(公式HP
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