新潟総鎮守、縁結びで有名、「むすびの銀杏」も
[住所]新潟県新潟市中央区一番堀通町510
[電話]025-228-2963

白山神社(はくさんじんじゃ)は、新潟県新潟市中央区一番堀通町にある神社。

『延喜式神名帳』にある「船江神社(越後国・蒲原郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社

彌彦神社、新潟縣護國神社とともに、新潟県を代表する神社の一つ。新潟総鎮守と呼ばれる。

正月の初詣の折りや「白山まつり(はくさんまつり)」(7月)開催時には大勢の人々でにぎわう。境内には「新潟名物ぽっぽ焼き」をはじめ、多数の露店、屋台が建ち並ぶことでも知られる。

主祭神は菊理媛大神(菊理媛神、菊理媛命)、伊邪那岐大神伊邪那美大神で、加賀国の白山比咩神社(白山権現)を勧請したもの。天照皇大神八幡大神を配祀する。

また、明治時代に摂末社を本殿に合祀したため、本殿に、稲荷大神、天満天神、出雲大神、住吉大神、香取鹿島大神、三峰大神、金刀比羅大神、春日大神、松尾大神、淡島大神も祀られている。

戦国時代の火災で古記録を失っているため、創建の年代は不詳であるが、平安時代中期とされている。

明応年間(1492年-1501年)あるいは正保元年(1644年)に古新潟から現在地に遷座したと伝えられる。

現在の本殿は正保4年(1647年)に建てられたもの。江戸時代までは宝亀院を別当寺とし、春祭を神式、秋祭を仏式で行っていたという。

現存しているのは、明治6年(1873年)、楠本正隆によって現在地に公園(白山公園)が造営された際、創建されたものという。大正13年(1924年)に県社に昇格した。

境内社として、京都松尾大社の分霊を祀る松尾神社、弥勒菩薩による世直し祈願を由緒とする黄龍神社、蛇松明神(巳成金)、大黒天、道祖神、住吉神社、伊勢の神宮(伊勢神宮)から昭和49年(1974年)に下賜された御稲御蔵などがある。

境内には夫婦の二本の銀杏である「むすびの銀杏」があり、子宝、子授け、縁結びなどのご利益があるという。

水島新司の漫画作品『あぶさん』では主人公・景浦安武が夫人との挙式を当社で挙げている設定となっている。

なお、式内社「船江神社」の論社は他に、神明社(新潟市西区赤塚)、船江神社を合祀して船江大神宮とも呼ばれる古町神明宮(新潟市中央区古町通一番町)などがある。

【ご利益】
縁結び、家内安全、受験合格、商売繁盛、金運上昇、開運招福など(公式HP
白山神社(新潟市一番堀通町) - 新潟総鎮守、縁結びで有名、「むすびの銀杏」も
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