飛鳥資料館
奈良県明日香村のキトラ古墳(7世紀末-8世紀初め)の天井に描かれた天文図は、古代中国の都があった長安(西安)や洛陽付近で4世紀頃に観測された星空の可能性があることが、相馬充・国立天文台助教(位置天文学)の解析でわかったと言います。読売新聞が報じています。画像は飛鳥資料館の公式サイト(出典:飛鳥資料館)。

国立天文台OBの中村士つこう・元帝京平成大教授(天文学史)の解析結果も明らかにされ、それによれば、二十八宿の基準となる星の位置を統計学の手法を用いて調べ、紀元前1世紀中頃の観測と推測。

過去の分析では、朝鮮半島・高句麗の都だった平壌や百済の都があったソウル近くとされており、天文図の由来を巡る議論に一石を投じるかもしれません。

こうした研究成果は、飛鳥資料館(同村)の開館40周年を記念した特別展「キトラ古墳と天の科学」で紹介されます。2015年10月9日から11月29日まで同館で開催されます。

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