2015年6月29日(月) 23時46分掲載の「報道圧力発言」に関するYahoo!トピックス
自民党国会議員の勉強会で出席者が報道機関に圧力をかけるような発言をした問題について、各メディアがほぼこぞってここぞとばかりに、躍起になって批判を繰り返しています。しかし、国民にとっては、「そこじゃない」感が強くなっているのではないでしょうか。画像は2015年6月29日(月) 23時46分掲載の「報道圧力発言」に関するYahoo!トピックス(出典:Yahoo!)。

それにメディアが気付いていないから(気付いていたとしても、姑息にもあえてスルーしているのかもしれないが)、滑稽に見えてしまうのかもしれません。

「報道の自由にかかわる重要な問題」「言論の自由への重大な挑戦」「異論を許さない姿勢は、民主主義の根幹にも反する」。

政治家によるメディアへの攻撃を、上記のように何度も繰り返して反論しています。

最近はもうほぼ毎日。

国民もバカじゃないので、今さら報道の自由、言論の自由、民主主義を否定するような政治家には投票しませんって。

改めてメディア様に言われるまでもなく。

要は自己保身にすぎないわけですね。

報道機関が自分の身を守りたいため、そして政治や政治家にうっぷんを晴らすための反論にしか聞こえないわけです。

今回の件について、批判は一定程度にとどめ、メディアも自省する時は自省しなければならない、言いたい放題ではあってはならない、というふうにとらえるメディアは出てこないものでしょうか。

まあ、出てこないでしょう。

国民として、メディアのあり方で気になるのは、むしろ朝日新聞の慰安婦の件ではないでしょうか? ここまで国益を損ないながら、今も現在進行形で国益を損ないながら、ほぼ何もしない朝日新聞という報道機関。

「これが国会議員の発言か。無恥に驚き、発想の貧しさにあきれ、思い上がりに怒りを覚える」(朝日新聞の社説より)

政治家や政党、作家の批判をしている場合じゃないのでは?

以上の言説、“国会議員”を“朝日新聞”に置き換えれば、国民の朝日新聞に対する見方そのままですよ。自省しなさいって。

自分の都合の悪いところは極力ごまかすベクトルへ、自分が攻撃されたら最大限騒ぎ立てて他者を圧する。

朝日新聞の社説はこれを端的に示しているわけですが、朝日新聞に限らず、他のメディアだって同類のところもあったりするし、メディアに限らず、政治家も結局はこの繰り返しのような気がします。

今の民主党のように。

与党だった時、自分たちが何をやって来たのか、ろくに反省もせずに。まあ、これについては、当時、多くの国民が民主党に票を入れたのは間違いないことなので、国民の責任ではあるのですが。

だから今、国民はその自省のもとに、民主党を信じないようになったわけで、この当たりを見極めなければ、民主党、これをチャンスに騒ぎ立てても、先はありませんよ。

自省できる国民、自省できない政治家と報道機関。

ともかく、そんな体質だから、日本の政治は前に進まないし、報道機関もいまいち信用ならない。国民の方が賢いのに、相変わらず大上段から振りかざしてポーズをとりたがる報道機関。滑稽です。

しかし、現実に、報道機関の言説が、日本の国論に影響を及ぼしているのは間違いないことで、慰安婦のような国益に直結することもしばしば。

今回の件、自民党や百田尚樹氏に問題がないとは言いません。

しかし、百田氏もtwitterなどでご自身の主張をより分かりやすく発信していれば、おそらくここまでの騒ぎにはならず、むしろ国民からの賛同をより多く得られたのかもしれません。今は多くの肩書をお持ちなので、それも難しいのかもしれませんが。

それはさて置き、報道機関こそ、今回の件を機に自省する、特に朝日新聞は批判ばかり繰り返すのではなく、放置している慰安婦の問題を何とかする姿勢を逆に示してこそ、国民の信頼を勝ち得る最良の道のような気がします。