「沼津の宝」辻畑古墳=高尾山古墳 - 沼津市
静岡県の沼津市議会は2015年6月24日、一般会計予算決算委員会で、東日本最古級とされる高尾山古墳(辻畑古墳、同市東熊堂(くまんどう)、前方後方墳、古墳時代前期の3世紀半ば)の発掘調査費5000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を賛成多数で可決しました。画像は沼津市公式ページ、「沼津の宝」として紹介される辻畑古墳=高尾山古墳(出典:沼津市)。「宝」を自ら破壊する結果になろうとは、皮肉。

30日の本会議で可決される見通しとなり、市は「記録保存するための全面発掘」を名目に古墳を取り壊す工事に着手できるようになります。栗原裕康市長が時期の決定権を持つため、保存を求める市民グループは今後、古墳の価値を市民に周知するなどして着手の引き延ばしを狙うようです。中日新聞が報じています

ついに高尾山古墳は取り壊しが決定ということになります。あとは時期の問題。軟化の兆しもある市長の判断に期待するしかなくなります。

渋滞緩和のためで、地元自治体にとって、道路建設は非常に切実な願いのようではあります。しかし、取り壊したら取り返しはつかない。

現実的には、「記録保存するための全面発掘」でとんでもないものが出ない限り、破壊中止(少なくとも一時停止)はなさそうです。

市民団体の方々の引き続きのご尽力、影ながら応援させていただきたいと思います。

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