n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性
・刊行:2013/2/15
・著者:岡本健
・出版: NPO法人北海道冒険芸術出版

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今、全国的に話題となっている「アニメ聖地巡礼」。

これは、今まで観光地になりうる可能性が少なかった地域や史跡が、アニメに取り上げられることで、一躍脚光を浴びることになった現象を指します。

「アニメ聖地巡礼」は、アニメというコンテンツに対し、人々が様々な思いを持ち、自らのストーリを作りながら聖地を巡る旅であり、従来の代表的なツーリズムのあり方とは大きく異なる特徴を持っています。

そして、そこに見てとれる「旅行者自身が生成していく観光」を、本書では『n次創作観光』と名付けました。

「観光」が持つ「他者との出会いの機能」と、「N次創作」が持つ「爆発的な情報拡散」。

それらを相乗する『n次創作観光』がつくる、「観光」と「コンテンツ」の新しい可能性。

その未来について、観光社会学理論を用い紐解いていきます。

他者性を持った他者と出会えない現代社会。希望が見いだせない、自分たちの行動で環境を変えられる可能性が感じられない、その閉塞した日本に「観光」で答えます。

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