源義家が戦勝御礼で宇佐から勧請、江戸期からの奉納相撲が有名
[住所]東京都世田谷区宮坂1-26-3
[電話]03-3429-1732

世田谷八幡宮(せたがやはちまんぐう)は、東京都世田谷区にある神社。近代社格では郷社。全国にある八幡宮、八幡神社の一社で、八幡神を祀る。御祭神は八幡大神(応神天皇)、仲哀天皇神功皇后

寛治5年(1091年)後三年の役(1083年-1087年)の帰途、源義家がこの宮の坂の地で豪雨に会い、天候回復を待つため、滞在することになった。

その際、今度の戦勝は日頃氏神としている八幡大神の加護によるものと思い、豊前国の宇佐八幡宮の分霊をこの地に勧請し祀ったのが創祀。

ただし現在、宇佐神宮の御祭神とは同一ではなく、佐賀県三養基郡みやき町の千栗八幡宮などと同様の御祭神。

後に世田谷城主七代目の吉良頼康が天文15年(1546年)に社殿を再興させて発展させた。この天文15年が実質的な創建の時と考えられている。

明治5年(1872年)に郷社に列し、社号を宇佐神社と改めたが、第二次大戦後、現社号に復した。

かつては奉納相撲の勝敗によって来年の豊作・凶作を占ったり、今年の豊作を感謝したため、境内には土俵や力石がある。渋谷氷川神社大井鹿嶋神社とともに江戸郊外三大相撲の一つ。

今でも毎年秋の例祭(9月15日)には東京農業大学相撲部による奉納相撲が行われている。

最寄駅の東急世田谷線宮の坂駅の駅名はこの神社の脇にある宮の坂に由来している。

文化10年(1813年)年建立の旧本殿が、昭和39年(1964年)に建てられた現在の社殿内に納められている。

末社に、厳嶋神社、自動車神社、招魂社、高良神社などがある。

【ご利益】
厄祓い、必勝祈願、身体壮健、五穀豊穣、家内安全
世田谷八幡宮 - 源義家が戦勝御礼で宇佐から勧請、江戸期からの奉納相撲が有名
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