決定版 伊勢の神宮
・刊行:2014/12/6
・著者:南里空海
・出版:世界文化社

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例年800万人以上の人々が参拝に訪れる伊勢の神宮(伊勢神宮)は、いわば“最強のパワースポット"。一年365日、欠かすことなく、途切れることなく、神さまに「感謝」と「祈り」を捧げるお祭りが行われている。

著者と取材班が、伊勢の神宮に通い続けた期間は10年以上。四季を通してとり行われる神事、壮大なスケールの遷宮神事、それらの祭りを支え、奉仕する人々への取材を幾年月、地道に、丹念に重ねてきた。

お祭りの由来、意義を解説した文章を読み、特別撮影された写真を眺めれば、忘れてしまった「心のふるさと」を感じることができる。

【本書の主な内容】

第1章伊勢の神宮とは
【日本人の深遠なる原点へ】

第2章神宮の祭り
【五穀豊穣、豊かな稔りを祈って】
祈年祭●神田下種祭●御田植初●風日祈祭●抜穂祭
【豊かな稔りに感謝して】
大祓●月次祭●神御衣祭●神嘗祭●新嘗祭

第3章神宮の神饌
【朝な夕なに大御饌を捧げる】
日別朝夕大御饌祭●御塩殿祭●神宮土器調製所●御料鰒調製所●御料干鯛調製所

第4章御装束神宝
【すべては式年遷宮のために】
須賀利御太刀●太刀袋●鮒形●唐組平緒●御鏡●鵄尾御琴●鶴斑毛御彫馬●五色御吹玉●御白玉●御玉●緋綾御衣●繧繝錦御裳●錦御襪●刺車錦御被●御櫛笥●御枕●御履

第5章式年遷宮
【天地のすべてを一新する壮大な祭り】

口絵《雅なる式年遷宮行事》
宇治橋渡始式●鎮地祭●立柱祭●上棟祭●檐付祭●御白石持行事●杵築祭●後鎮祭●川原大祓●遷御●奉幣●御神楽御饌●御正殿

第6章神宮の森
【日本の精神文化を支える「神宿る森」】
【心の原点回帰を求めた「唯一神明造」】

【著者について】
南里 空海(なんり・くみ)
ジャーナリスト、編集者。新潟県生まれ。月刊誌「家庭画報」の編集者を経てフリーランスに、マザー・テレサ、アウン・サン・スー・チー、ミヒャエル・エンデ、オノ・ヨーコなどのインタビュー、ルポルタージュを数多く手がける。

沖縄をめぐる平和運動を探った『沖縄からはじまる』など、編集した書籍も多数。著書に『伊勢の神宮』『ヴァチカン』『シルクロードを行く』『神饌』『伊勢の神宮 御装束神宝』(以上、世界文化社)、『京の雅・冷泉家の年中行事』(集英社)など。平成23年度神道文化功労者表彰。