伊勢志摩サミット、開催の決め手は伊勢神宮 - 神話が今に息づく伊勢志摩の繁栄を祈念
安倍晋三首相は2015年6月5日、日本が議長国を務める2016年の主要国首脳会議(サミット)について、三重県志摩市で開催すると発表しました。「美しい自然、豊かな文化、伝統を世界のリーダーたちに味わってもらいたい。伊勢志摩サミットだ」と述べたと言います。開催は2016年5~6月で調整するようです。中日新聞が報じています

日本全国各地で立候補があり、たくさんの候補地の中で選ばれた伊勢志摩。その決め手は、ズバリ伊勢の神宮(伊勢神宮)だったようです。

最近では、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまの参拝が記憶に新しいですが、皇族方や要人の警護に多くの経験やノウハウがある三重県の優位性が光りました。

現代最先端のサミットの開催地決定にも神社、さらに遡れば日本の伝承・神話が関係しているのは大変興味深いですね。

『倭姫命世記』に倭比売命(倭姫命、やまとひめのみこと=ヤマトヒメ)が巡幸したとあるように、志摩市も伊勢神宮ゆかりの地。

ヤマトヒメは主に志摩において、天照大御神(皇太神、大神、あまてらすおおみかみ=アマテラス)に捧げる食料の調達を行っていたようです。

大自然の美しい景観は、豊富な海、山の幸をもたらす、豊穣の国でもあったことが、このことからも分かります。

日本のそうした伝承、そして伊勢の神々のご加護を受け、伊勢志摩サミットの無事の開催と、伊勢志摩の世界的知名度の向上及び繁栄をお祈りいたします。

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