IMM
IMMとは、インターナショナル・マーケットプレイス・ミニストリーの略とされる、東京都新宿区西新宿にもオフィスを構えるキリスト教系宗教団体。特にIMM JAPAN、IMMJAPANとも。新宿のオフィスはIMM日本オフィスと称している。創設者はディレクターでもある金山昌秀

「皆様一人一人がマーケットプレイスで主に献身し、主と共に歩む働き(ミニストリー)を意味します。主に対する皆様の献身こそが、日本に大リバイバルを生み出し、日本を呼び覚ますでしょう。私たちは一つの国民であり、私たちの主、救い主イエス・キリストと一体なのです」と標榜する。

IMMの働きを通して、御霊の導きにより、多くのキリスト者が主からの直接の祈りの訓練を受け、そして御霊による執りなし祈りの器、フィールドワーカー、キリストの兵士戦士、そして宣教師となる。日本から全世界に向けて宣教師が送り出され、やがてエルサレムへと至る、という。

世界各地域にて伝道リバイバル聖会、決起大会、またIMMのコンセプトを伝える集会を開いている。日本の他、2014年にはノルウェー、台湾、ドイツ、トルコなど、2015年にはフィリピンなど。

信者は100人程度とされている。

2015年、日本全国各地の寺社で油のような液体がふりかけられる事件が起こり、千葉県警は6月1日逮捕状を請求したと報道されたが、その容疑者が金山昌秀だとされる。報道にあった宗教団体がこのIMMとされる。

被害があった香取神宮(千葉県香取市)をはじめ、複数の寺社の防犯カメラに映っている男が、金山昌秀と断定されたことによるという。

キリスト教と油は元来深い関係にあり、聖書にも油は頻出するが、IMMでは「清め」の意味を持たせて、悪霊や悪しきものに油を降り注ぐ行為を行っている、と、金山昌秀らが集会などで発言していた。

金山昌秀の経歴から、韓国で設立された過激な宣教団体インタースコープとの関わりが指摘されている。公式HPには韓国的な要素は全くなく、紹介されている集会でも韓国での集会は確認できない。公式HPの言語は日本語のほか、英語とノルウェー語だけが準備されている。

一般的に、韓国のキリスト教の宗教団体とされるものの中には、キリスト教と似ても似つかないものが多く存在するとされており、金山昌秀と韓国の関わりから考えて、IMMに関しても、キリスト教の体裁を取りながらも、教義などに関してはキリスト教と全く相容れないもの、との指摘もある。

一部報道によると、作家・志茂田景樹さんの次男・下田大気さんの名前が、IMMの信者名簿に掲載されていた、という。下田さんも何らかのコメントを発しているようだが、真偽のほどは不明。(orange情報舎

金山昌秀とは? - 2015年に発覚した全国社寺の油被害で逮捕状を出された米在住IMM創設者

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