山形花笠まつり(やまがたはなかさまつり)とは、東北地方の著名な夏祭りの一つで、山形県山形市で開催される花笠まつり。例年8月5日、6日、7日の3日間開催され、パレードは文翔館正面から南西方向に伸びる県道19号山形山寺線および国道112号(七日町商店街ほか)で開催される。南東北の東北二大祭り東北四大祭り東北五大祭り東北六大祭りの一つで、東北六魂祭の一つ。毎年100万人前後が訪れる。

花笠まつりは、スゲ笠に赤い花飾りをつけた花笠を手にし、「花笠音頭」にあわせて街を踊り練りあるく日本の祭。山形県内など数か所で開催されているが、山形花笠まつりが最もよく知られている。

花笠まつりで歌われる「花笠音頭」の起源は諸説あるが、大正中期に尾花沢で土木作業時の調子あわせに歌われた土突き歌が起源といわれており、昭和初期にこれが民謡化され「花笠音頭」(またの名を「花笠踊り唄」)となった。

山形花笠まつりについて、元々山形市の伝統行事は、山形藩初代藩主である最上義光を祭る義光祭(きごうさい)だった。

山形新聞・山形交通(現ヤマコー)の社長で事実上の山形県の最高実力者であった服部敬雄が、山形県内で比較的伝統的な踊りを夏期観光の目玉として売り出すことを提唱、1963年(昭和38年)に「蔵王夏まつり」のイベントの一つとして「花笠音頭パレード」が始まった。

その後、1965年(昭和40年)から「山形花笠まつり」として独立し、現在に至る。

服部の影響下のマスコミ(山形新聞・山形放送)による大宣伝、バス会社による花笠見物を売り出す団体旅行の募集や旅館・ホテルのあっせんといった服部らの努力により、全国的にも知名度を上げた。一方で、グループによる祭り独占との批判もある。
山形花笠まつりとは? - 東北五大夏祭り、東北六魂祭の一つ 「花笠音頭パレード」
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