福岡県内の初詣定番三社、太宰府天満宮、筥崎宮、宮地獄神社
福岡三社詣
福岡三社詣(ふくおかさんしゃもうで)とは、全国、特に九州地方や中国地方で根強く残る風習の三社詣(三社参り)の一つで、福岡県内の三社を、特に正月の初詣として詣でること。太宰府市の太宰府天満宮、福岡市の筥崎宮、福津市の宮地獄神社の三社を指す。

三社詣の風習の起源はよく分からない。朝廷が伊勢の神宮(伊勢の神宮)、石清水八幡宮、賀茂神社(賀茂御祖神社<下鴨神社>、賀茂別雷神社<上賀茂神社>)の三社に奉幣し、これが庶民にも三つの神社に詣でる(三社に参拝する)風習として広まった、という説。

または、先祖代々の守護神である氏神、出生地の守護神でありその人の一生の守り神である産土神、現在住んでいる地域の守護神である鎮守神の三柱の神様に挨拶をする意味で、三社詣(三社参り)と言うようになった説。

等々。福岡県のものが特に有名なのは、これが定着してか、三社とも初詣は大変な賑わいになっている、または初詣が人気となって定着したか、あるいはその双方か。

どちらにしろ、正月から、「勉学」「厄除」「開運・商売繁盛」のご神徳にあやかれる神社に参拝して回ることは、福岡県民に限らず、日本人であれば大変魅力的だ。

太宰府天満宮 (太宰府市宰府)

太宰府天満宮 - 菅公の霊廟である天満宮総本社、初詣の定番は幕末維新の策源地
[社 格]官中 - 別表 - 菅公霊廟 - 菅公二十五拝 - 三大天神 - 五社詣 - 初詣
[御祭神]菅原道真
[ご利益]学問・至誠・厄除けの神様

筥崎宮 (福岡市東区)

筥崎宮 - 三大八幡の一つともされる、福岡の古社 タマヨリが配祀神 筑前国一宮
[社 格]式内名神 - 筑前国一宮 - 官大 - 別表 - 三大八幡 - 初詣
[御祭神]応神天皇神功皇后玉依姫命
[ご利益]厄除け、必勝祈願、国土安寧、転じて家内安全、安産や子育て

宮地嶽神社 (福津市宮司元町1)

宮地嶽神社 - 創建1600年、日本一の注連縄、“国宝”出土品の宮地嶽古墳がある神社
[社 格]県社 - 初詣
[御祭神]神功皇后
[ご利益]何事にも打ち勝つ開運の神、商売繁盛、金運

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